ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2009年6月30日 (火)

自由診療を検討される方が増えています

開業や事業承継を考えられている先生のご相談をお受けするとき、診療内容をどのようにするのかということが大きなテーマになります。

その中で自由診療を行いたいお気持ちを持たれている先生もいらっしゃいます。

なぜ自由診療をされたいのかお聞きすると、今までの医療では患者さんの治療が十分に行えない。新たな治療方法があるが、まだ保険診療が適用されていないので自由診療で行いたいというご意見が多いようです。

勤務中の医療機関の方針でご自分が納得できない治療を行わざるを得ないケースなど、本当につらい思いをされている先生もいらっしゃるようです。

ご自分の方針で治療方針を決められる立場になることは、ご自分の理想の医療を行えるいいチャンスですね。

ただ、自由診療を行うことはすべてご自分の責任のもとに治療を行うことになります。

その診療方法が本当によいのか、患者さんにリスクはないのか十分に検証する必要があります。

また、患者さんに対する十分な説明を行い、納得いただいた上で治療を行うことが重要であることは言うまでもありません。

新規開院の場合には先輩の方々に、事業承継の場合にはご両親に相談をされると的確なアドバイスもいただけるのではないでしょうか。

心ある先生が患者さんのことを一番に考え、その結果自由診療を行うことは患者さんにとっても、医業経営にとっても大きな力になるのではないかと思います。

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2009年6月29日 (月)

スタッフのブログも面白い

先日、ドクターのブログは患者さんの増加に効果があると書きました。

ある先生とお話をさせていただいた時に、もっとすごいことをお聞きしました。

歯科のクリニックはもっとすすんでいて、スタッフが日替わりでブログを書いていらっしゃるところもあるとのこと。

すごいですね。

スタッフの顔や雰囲気が見えるようで、患者さんもクリニックに親しみを感じていただけるのではないでしょうか。

スタッフへの意識付けやモチベーション維持など、マネジメント力も必要ですね。

歯科のクリニックさんは競争が激しく、いろいろな工夫をされているようです。

医科のクリニックでもこれらを参考にして改善をしていければいいですね。

ご参考までにスタッフブログの例を以下にリンクさせていただきます。

オペラシティ歯科さまのスタッフブログ

http://www.opera-dc.com/archives.html

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2009年6月26日 (金)

新患さんの半分はブログを見てくる

都内で開業している女性の先生に久しぶりにお会いしました。

私もブログを3月から書き始めました。

ブログは結構見てくれますよ・・・

などとお話をしたところ、

もう開業時からブログを書かれているとのこと。

当初1年間は毎日書かれて、既に700件を超える記事が蓄積されていました。

冷や汗をかきながら、生意気を申しましてすいません・・・とお詫びをした次第です。

その効果はいかがですか?とうかがいますと

毎日数百人の方に見ていただいているとのこと。

新規の患者さんの半数はブログを見ていらっしゃるとのことでした。

ブログからHPへのリンクも貼られているので、診療方針や先生のお人柄を確認されてから来院される患者さんが多いのではないでしょうか。

これだけの数を書かれるネタが大変ですね とお聞きしましたら、

ネタがない時にはその日のニュース(できれば医療系のもの)を簡単に書いていらっしゃるとのこと。

これならなんとか継続できるかもしれませんね。

患者さんの増加を考えておられる先生はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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2009年6月25日 (木)

売上前年対比130%アップ

決算の最終確認と、来期の方針を相談するため、お客様にうかがいました。

顧問の税理士さんと一緒です。

前年対比130%の売上、利益は倍増です。

前からわかっていたことですが、すごい数字です。

何でこんなに利益を出すんだ!税金が大変だろう!

とおしかりをいただくかもしれません。

昨年の決算をベースに売上の伸び率を予測し、理事報酬もきちんと上げて臨んだ今期でした。

予想をはるかに超える売り上げ・利益の伸びだったのです。

なぜこのようなことが起こったのでしょうか。

近隣のクリニックの先生がご年配で、診療を控えるようになられたのです。その結果、患者さんが急に多くなったのです。

今期になってすぐにこのような現象が起こりました。

期の途中ですから、理事報酬を上げるわけにもいかず、リース物件を買い取りして減価償却費を増やしたり、生命保険に加入して経費を増やしたりもしましたが焼け石に水でした。

理事長先生の来期の報酬は大幅にアップします。

これでローンの返済やお子様の学費のお支払いが楽になるとお喜びです。

個人の税金は上がりますが、生活が楽しくなるのでこれもよしでしょうか。

開業を検討する場合、都市部では競合がない優良な物件はまず無いものと考えたほうがよい時代になったようです。

開業希望エリアの開業医の先生方の状況をきちんと把握し、連携をとったり、代替わりを想定した事業計画をたてることが重要です。

ただ、ご自分の後に新たに開業する方がいらっしゃらないとも限りません。

競合をしても負けない医療・サービスを患者さんに提供していくことが重要であることは言うまでもありません。

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2009年6月23日 (火)

定着率のよいクリニック、悪いクリニック

開業医の先生に医業経営の中で一番の悩みは何ですか、と質問します。第一位はダントツでスタッフのマネジメントのご苦労です。

せっかく採用したスタッフがすぐに辞めてしまう、スタッフ間での人間関係が悪化している、スタッフが指示に従わないなどなど・・・

本当に皆様ご苦労をされています。

高いリクルート費用を使って、教育をしてもすぐに辞められてはたっまたものではありません。

特に医師の採用は困難で多額の経費をかけているケースも多いので、辞められると大変大きなダメージを受けることになってしまいます。

そのような中でも、優秀な医師が自分から働きたいと来てくれ、定着率がよいクリニックも存在しています。

優秀な同僚、後輩、先輩の医師までもが一緒に働きたいと申し出てくれるのです。

しかも定着率がよく、長く勤めてくれるのです。

何だか夢のような話ですね。

どのようなクリニックなのでしょうか。

院長先生の最大の関心事は、よい医療、患者さんに喜んでいただける医療をいかに実現するかということです。開業以来、このことに心血を注いでこられました。この医療に対する姿勢が時間とともに患者さんに浸透し、周りの医師の方々にも伝わっていきます。

その結果、院長先生の診療姿勢に賛同される優秀な医師が一緒に働きたいと申し出てくれるようになったのです。

医師の方々には十分な報酬を約束しています。診療に対する基本的な考え方は同じ方向を向いていますので、診療内容は各先生方にまかせています。が、根本的な問題にかかわることにはきちんと指摘をします。将来開業の意思があっても、遠隔地での開業予定の医師は採用しています。

運営については基本的な考えを示し、重点部分は院長先生が押さえますが、細かい点はスタッフにまかせています。

医師もスタッフも特別の理由がない限り、ほとんど退職しないので安定した医業経営が実現しています。(残念ながらコンサルタントの手伝いなど必要がありません)

私が考える理想の経営をされています。

なかなかここまで実現するのは難しいですね。

でも、安心してください。このような先生も一朝一夕に現在の姿になったのではなく、少なくともここまで来るには10年はかかるとおしゃっています。こつこつと改善をしていくことが大事なのですね。

6月22日に放映されたTV番組「カンブリア宮殿」に広島の「メガネ21」の平本さんという方が出演されていました。

常識を覆す企業経営を実践されていて、衝撃を受けました。

平本さんが経営を行ううえで一番大事にされていることは「想いやり」です。言い換えると「自分がされて嫌なことは人にしない」ということです。

裏返すと「自分がされて嬉しいことを人にする」ということでしょうか。

このことを実践してこられたことが理想の医業経営に結びついているのではないかと思います。

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2009年6月20日 (土)

クリニック共同経営の成功事例

クライアントのある先生は分院の開設を勧められることがあっても、現状を変えることはありません。

理由は現在のクリニックの運営・マネジメントだけでも相当の労力なので、医療に集中するためこれ以上の負担は負いたくないということです。

その先生から医師3名で共同運営しているクリニックの成功事例をお聞きしました。

スタッフのマネジメントだけでも大変な状況のクリニックが多い中、医師が3名で共同運営をされているのはすごいことだと思います。

3名の方はご友人で運営方針などをじっくり話し合いをされた上で開院をされたようです。

経営のデータはガラス張りで、報酬などは3人が平等にされているようです。

医療法人で運営されているようですが、車や社宅、交際費なども平等な条件で運営されているのではないかと思われます。

このクリニックは1箇所の運営ですが、分院で同じような形態をとって、上手に運営されているケースもあるようです。

これらのクリニックの特徴としては、まず医師の間での信頼関係が既にできあがっていた。

その結果運営方針など十分に話し合いができ、お互いが納得できる状態で開院することができた。

開院の後も課題が発生すると話し合いをする環境があった。

などが想定できます。

このようなケースは珍しく、一般的なクリニックでこのような運営をすることは困難なのでしょうか。

次回に一般の事例を書いてみたいと思います。

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2009年6月18日 (木)

「強欲資本主義・ウォール街の自爆」を読みました

「強欲資本主義・ウォール街の自爆」神谷秀樹著 を読了しました。

昨年のリーマンショックの最中に出版された本です。

タイトルが過激で、読んでいなかったのですが、アマゾンの書評などで評価が高かったので読んでみました。

タイトルと比べて、まじめでよい内容の本でした。

特にお金が人を狂わせてしまうことの恐ろしさはリアルで勉強になりました。

以下引用です。

 その時点になって、このバンカーがとんでもないことを言い出した。「雇用契約にもう一つ要求がある。サイニング・ボーナス(支度金)として百万ドルが必要だ」と要求してきたのだ。あっけに取られたが、この期に及んで全てを壊すわけにもいかず。五十万ドルに値切ったうえで手を打った。

 それから数年後、今度は別の女性のファンド・マネージャーが条件交渉を始めたのだ。もともとはファンド・マネージャーとしての経験などほとんど無かったが、我々がチャンスを与えた人物だった。当然、感謝をしているだろうと思っていた。ところが、お金は人の心をすっかり変えてしまう。

「私が運用している案件は私が発掘してきたものだ。投資先との関係維持も私が行っている。資金を預けている投資家には私が説明に行っている。私の人気は高い。あなた方は何もしていない。それなのに取り分が多すぎる。もっと私に与えるべきだ」

私は呆れた。「誰が君に機会を与えたのか。誰がこの会社を興し、運用資産を預かってきたのか」と言いたいところだが、「取れるだけ取る」と決めて掛ってくる人間にそんな話をしても全く無駄だ。恩などということは全く考えていない。結局、このファンド・マネージャーとは一緒に仕事はできないと判断し、上記の通りファンドは売却し彼女にはお引き取り願った。

著者はこれをもってウォール街とは恐ろしいところである。と書いていますが、これは古今東西、世の中で繰り返されてきたことです。

言ってみれば世の常だと思います。

人を採用する、パートナーと共同経営をする、分院を開設する・・・

さまざまなケースで心に留めておきたいことです。

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2009年6月16日 (火)

自院を地域の患者さんによく知ってもらおう

知合いの女性が起業しました。

外資系のMRをされながら、いろいろなスクールに通いソムリエの資格などもとられたようです。

ワインのセミナーやフードコーディネーター、コンサルティングなどを行っていきます。

起業お披露目パーティにご招待いただき、出席させていただきました。

渋谷のパーティスペースに約100名の方が集まり、大変盛り上がっています。

まだ30歳の彼女の人脈のすごさと、人望がうかがいしれました。

それだけではありません。

ご自分の経歴や、事業のコンセプト、自分の事業への協力のお願いなど、スクリーンを使ってわかりやすく説明をしてくれました。

今まで知らなかったことや、彼女の信念・努力などが伝わってきて、是非協力をしたいなという気持ちが湧いてきました。

自分のことをよく知ってもらう機会はなかなかないものです。

クリニックの場合は開院の時が最大のチャンスの一つかもしれません。

内覧会をされるケースをよく見受けますが、ここで先生やスタッフのことをよく知ってもらう工夫をすると効果が倍増するかもしれません。

開院した後は、地域の方対象のセミナーなども有効ではないでしょうか。

HPや紙媒体での情報伝達も有効ではありますが、生身の人間のコミュニケーションにはかないません。

そんな機会を時々作ってみてはいかがでしょうか。

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2009年6月15日 (月)

映画「精神」を観ました

映画「精神」 相田和弘監督 を観ました。

岡山の精神科診療所 「こらーる岡山」 で実際に診療の現場や患者さんの生の声を撮影した映画です。相田監督は「観察映画」と言っているようです。

患者さんや関係者の方々の許可を得られた方だけを撮影しているのですが、大変感じるところの多い映画でした。

中でもコラール岡山の医師、山本昌知さんの人間性、診療に対する姿勢に感銘いたしました。

画面で拝見する限り、70歳を優に越えておられるのではないかと思いますが、患者さんのお話をじっくりと聴かれます。患者さんから質問があったときも、すぐに答えを言わず、「あんたはどうしたらいいと思うとる?」と岡山弁で問いかけるのです。患者さんとの会話のキャッチボールの後に、患者さんが自分で判断をするケースが多々ありました。

あるご年配の患者さんが「そろそろ着地点を考えないといけない」というニュアンスのことを言われたとき、山本先生はメモ紙に二つの絵を描かれました。一つは丸い円で、人生が生老病死とぐるぐる回る絵、一つは右肩上がりの直線で最後は垂直に線が落ちる絵です。この絵を患者さんに見せ、「あんたはどっちがいいと思う?」と問いかけるのです。患者さんは「丸い円のほうかな?」と答えます。

看護師さん対象の勉強会の最初、「紙に□(四角)を描いて、その上に〇(丸)を三つバランスよく描いてください」と実習をします。周りは見ないことが条件です。参加者は様々な絵を描いています。□の上辺に〇を並べた絵、□の中に〇を横に並べた絵、□の中に〇を三角に並べた絵など千差万別です。参加者は周りを見て、自分と違う絵が沢山あることに驚きの声をあげます。

そこで山本先生は一言

「一方的なコミュニケーションにはいかに危険性があるかということです。」

ショックを受けました。

これは医療の世界に限らず、生きていく中で最も大切なことではないかと思います。

自分の生活や仕事をしていく中でも、気をつけていこうと思います。

この映画を上映している映画館は少ないのですが、お時間のある先生にはぜひ観ていただきたい映画です。

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2009年6月10日 (水)

分院を開設する時の注意点

医療法人を開設し、業績が順調に推移すると分院を開設したいという先生が数多くいらっしゃいます。

そんな時、最初はあまり賛成しないことにしています。

多くの医療法人でトラブルを見てきているからです。

理事長先生は、開設前は大丈夫だよ・・・と自信を持って言われます。

が、やはりトラブルが発生することが多いのです。

一番多いのは、分院の院長先生とのトラブルです。

分院の院長先生と理事長先生の関係はいろいろあります。ご友人、前職のご同僚、後輩、先輩、公募で採用された方・・・

昔からの後輩だから・・・今まで世話をしてきた人だから・・・といって油断は禁物です。

医師の方々ははご自分の診療方針を持ち、腕一本で食べていける方々です。

極端に言うと、どこでも食べていけると考えておられる方々です。

ご自分で開院されることが不安で分院での勤務を選択した先生でも、分院の経営が軌道に乗り始め、売上・利益とご自分の報酬・待遇を比べ始めたら不満が出てくることがほとんどです。

また、診療方針の食い違いで互いに不信感を持たれるケースもあります。

そうなるとどうでしょう。

自分で近くに開院したほうがいいや・・・

もっと条件がよくて環境のいい病院で働こう・・・

となるのが人情です。

困るのは理事長先生です。

分院を開設されるときには院長候補の先生とじっくりとコミュニケーションをとっておくことが大事です。分院の院長になることのメリット・デメリット、院長の権限の範囲(採用、マネジメント、経費など)、報酬の詳細、勤務条件などをお互いの納得づくで決め、契約書をきちんと結んでおきましょう。

将来、分院を売却する可能性がある場合も、事前に文書でその条件を決めておくことが重要です。

その他にも分院のスタッフのマネジメントをどうするかなど、検討課題は山積みです。(本院のマネジメントだけでも大変なご苦労をされている先生が多いのに・・・)

とは言え、分院を広い範囲にうまく展開されている医療法人があることも事実です。

分院開設を検討されるときには、まず開設の目的(何のために分院を開設するのか)をよく考え、開設のメリット・デメリットを検討するようお勧めいたします。

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2009年6月 9日 (火)

医療法人に資産が貯まりすぎてしまった

クリニックを開院。医業が順調に推移し、すぐに医療法人を設立。

こんなケースをよく見ます。

そんな中で、短期間に現預金が増加している法人のお手伝いをさせていただくことがあります。

医業が順調で何よりです。

ただ、医療法人にお金が貯まりすぎてしまうのも考えものです。

お子様が将来医師になり、後を継がれる場合は医療法人の資金を開業資金などに充てられるのでお金が有効に使えますね。ただ、事前に持ち分の贈与をして相続対策をしておくことも忘れないようにしたいものです。

お子様が後を継がれない場合はどうでしょうか。

将来予定している設備投資など、大きな資金需要がある場合はお金をそれに使うといいですね。必要額を大きく現預金が上回っている場合はどうでしょうか。医療法人に貯えられたお金を理事長先生やお身内に戻す方法はそう多くありません。退職金でもらう、法人を清算するなどでしょうか。

このような場合にはこれ以上医療法人に現預金を貯めすぎないほうがいいかもしれません。

こんな法人でも理事長先生や理事の方の報酬が思いのほか低かったりすることも多いようですので、報酬のアップも検討するとよいでしょう。

どちらのケースも多額の資金をを長期に渡って円の預金で保管をすることになります。

銀行や通貨のリスクを分散するためにも、円預金以外の資産保有も検討されることをお勧めします。

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2009年6月 5日 (金)

医療法人の持分贈与

医療法人の経営を長年続けていると、莫大な資産が内部留保されることがあります。

ご子息が後を継がれても、持分の大部分を持っている現理事長が亡くなられると、持分の相続が発生し、莫大な相続税を支払わなくてはならないケースも考えられます。

持分の相続は誰にでもできるものではないだけに、やっかいな問題です。

そんな時に有効なのが、医療法人の持分の贈与です。

持分の評価が高い時には分割して継続して贈与していくとよいでしょう。

持分一円=一口として、一口あたりの資産価値を評価します。毎年継続して贈与する場合は毎年評価を行います。何口贈与するかを決め、社員総会で決議をします。贈与の覚書を結んでおきます。できれば贈与税が発生する額を贈与して、納税もしておきます。納税は贈与を受けた方が行いますので、納税の資金の手当ても考えておく必要があります。

継続した贈与は個人の現金を継続的に贈与していくケースが多く見受けられますが、医療法人の継続を考えた場合には持分贈与のほうが有効なケースが多いのではないでしょうか。

医療法人の持分の評価は利益が出続けると、どんどん上がっていきます。早く贈与したほうが有利ですね。

ただ、持分の贈与を行うには、法人の後継者が決まっていることが条件です。

はやめに経営方針を固めていくことが重要なことはいうまでもありません。

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2009年6月 4日 (木)

土地・不動産を保有している人の相続対策アイデア

先生方の中には土地や不動産を多く保有されている方もいらっしゃいます。

土地・不動産をお持ちの相続対策は困難なケースが多いようです。

不動産は上手に分けられないことが多く、相続人の間で不平等が生じてしまう。そのため相続が争族になってしまう。

資産はあっても現金がないので、納税資金に困ってしまう。

納税してしまうと現金がなくなってしまう。などなど

相続対策は早めの対策が大事。総資産額を出し、相続税を試算する。その後、納税資金対策、相続税減額対策などを行う。セオリーとしてはこうでも、被相続人のお気持ちやその他もろもろの事情でなかなか手がつけられないのも実情です。

そうは言っても、できるところから手をつけていきたいものです。

不動産を保有されている方の相続対策として、物納を活用するという方法があります。

保有している資産の中から、使いにくいもの、悪いものを選択し、これで物納をするのです。税務署はいい資産じゃないと物納を認めない・・・という話をよく聞きますが、根拠はありません。

同じ資産価値であれば認めてくれるはずです。(交渉しないと先方の言いなりになってしまうかもしれませんが・・・)

このとき、物納資産の評価には注意が必要です。税務署の評価にまかせきりだと、低い評価をされてしまうかもしれません。納税側でもきちんとした評価を出し、少しでも高い評価にすることが大事です。

現金があれば、物納の前に現金での納税をしなければなりません。

現金を残しておきたいのであれば、現金を他の資産(換金性の高い資産)に換えておき、保全することも必要になるでしょう。

相続対策には一発逆転ホームランなどというものはありません。細かい工夫や交渉をしていくことが大事です。

積み重ねを継続することにより大きな効果が得られるかもしれません。

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2009年6月 3日 (水)

クリニックの増患は小売・サービス業に学ぼう

最近本屋さんに行くと、店員さんが自分の感想を手書きで書いていることが多くなりました。

店員さんの肉声が伝わってきて、思わず買ってしまうことがあります。

忙しい時にはアマゾンで本を買うことも多いのですが、その時も書評で評価が高いと思わず購入をクリックしてしまいます。

先日、レストランに行きましたが入口にスタッフの方が書いたお客様への思いやりあふれる文章が掲示されていました。

こんな文章が書けるのは、お店の雰囲気が良くてスタッフの方々が活き活きと働いているからだろう。きっと料理もおいしいにちがいない・・・などと考えてしまいました。

街を歩くと、あちらこちらでこんな工夫を目にします。

不況の中、少しでもお客様に自分を知ってもらおう、身近に感じてもらおう、選んでもらおうと必死の努力をしています。

クリニックで患者さんを増やそうと考えた時、これらの努力は大きな参考になるのではないかと思います。

患者さんは先生・スタッフの方々が考えているよりもクリニックのこと、先生のこと、スタッフのことを知りたいと思っています。

院内掲示やホームページ、クリニックニュースなどでどんどんクリニックや自分たちのことを患者さんに伝えてみてはいかがでしょうか。

まめな先生でしたら、日々の出来事や感じたことなどをブログに書いてみてもいいかもしれません。

患者さんはきっとフレンドリーな気持ちを持ってくれるのではないでしょうか。

口コミで新しい患者さんが増えるかもしれません。

個人クリニックではコストをかけなくても小さな工夫の積み重ねで患者さんを増やすことも可能です。

診療の品質や、患者さんへの対応、クリニックの雰囲気をよくし続けることが第一であることは言うまでもありません。

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2009年6月 2日 (火)

患者さん増加にメルマガを活用

小売業やサービス業、飲食業などの方々はお客様に来ていただくために非常な努力をされています。

最近よく目にするのが携帯電話に着信するメルマガです。

おそらく、何件かは皆様の携帯にもメールが届いているのではないでしょうか。

携帯電話の販売会社、行きつけの居酒屋さん、いつもお昼を食べるレストランなどなど・・・

このメールを医業でも活用されている先生がいらっしゃいます。

開業されてから10年近くが経ちますので、数千件の患者さんのアドレスを保有されています。

毎月一回以上、患者さんにメルマガを送られているとのことでした。

患者さんの反応はどうですか?とうかがいましたら、確実に患者さんが来られるとのこと。

特に季節の変わり目や予防接種などは効果テキメンです。

その先生は患者さんにアドレスを書いていただき、ご自分でパソコンに入力されているとのこと。

大変なご努力です。

最近は、携帯電話をかざすだけでアドレスが入力できたり、メルマガ配信を簡単にしてくれるシステムなども安価で導入できるようになってきています。

これから患者さんをどんどん増やしていきたいとお考えの先生はチャレンジしてみられてはいかがでしょうか。

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