ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

株式会社ドクター総合支援センター
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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2009年9月30日 (水)

クリニックの地域貢献

毎月おうかがいしている先生。

財務データの確認や懸案事項の打ち合わせの後に近くで一緒に夕食をとらせていただきました。

オープンな感じでお互いを理解しあうのに重要な時間です。

先日は地域貢献のお話をうかがいました。

地域のイベントへの協賛や参加、地域の方々が作られた美術作品などのクリニック内での展示など。

積極的に交流をされています。

先日は郵便局の封筒や切手をいれる袋に広告を出すことを検討されていました。

「近くの郵便局は設備も古く、何か贈呈したいと思っていたんだよね。広告を出すと封筒や袋代がいらなくなるのでお役に立てるかな・・・」

本当に思いやりの深い先生です。

こんな先生でしたら、何かの時には患者さんは診てもらいたいと思われるでしょう。

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2009年9月29日 (火)

クリニックの理念を作る

来年に向けての開院お手伝い開始。

賃貸契約交渉、内装設計、医療機器選定、事業計画の作成、銀行借入交渉など。

一気に業務が並行して進み始めました。

ドクターの最大の関心事は、患者さんのためにいかによい治療をさせていただくか。

いかに快適な環境で安心をしていだだくかです。

そのためには施設などハード面の充実はもちろん

ソフト面の充実も重要です。

スタッフの接遇研修などをされるケースも多いようです。

が、これは表面的なもの。

内面から本心で患者さんのための対応が自然に行えるのが理想だとの結論に達しました

そんなスタッフに集まっていただける採用活動、そんなスタッフに共に成長していけるような活動をしていきましょう。

と、ドクターとお約束をさせていただきました。

スタッフ採用が決まったら、ドクター・スタッフ共同で目指すクリニックの姿、理念を作っていきたいと思います。

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2009年9月18日 (金)

スタッフのやる気を出す方法

先日開業物件が見つかった先生。

開業準備が始まりました。

先生が一番気になっておられることの一つは、スタッフのことです。

スタッフの募集はこれからですが、働いてもらう条件を早く決め、採用面接の時からきちんと条件を提示し、納得づくで働いてもらいたいというのです。

素晴らしい先生だと感動しました。

内装や医療機器、什器備品、HPなど先生方の関心事は非常に多いのですが、スタッフのことは後回しになりがちです。

この先生なら絶対成功間違いなし。

と勝手に確信をしてしまいました。

早めに社会保険労務士さんと一緒にルール作りなどをすすめていきたいと思います。

スタッフのやる気を出してもらうことに悩んでおられる先生を多くお見受けします。

いろいろな対策が考えられるのですが、一番大事なことは院長先生が「約束を守る」ことではないでしょうか。

約束の基本は

①給料の支払い方②労働時間の設定③休日の設定

など、スタッフと結ぶ「雇用契約」のことです。

そんなの当たり前だよ。

と言われるかもしれませんが、雇用契約書そのものが無いケースや、あっても内容が不十分などのケースが多く見受けられます。

これではスタッフが安心して働くことはできませんね。

開院前や開院直後にせっかく採用したスタッフが大量に退職してしまうケースもあります。

雇用契約は基本中の基本。

早めに決めてきちんと伝えていきましょう。

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2009年9月10日 (木)

患者さんが欲しい医療機関の情報とは

厚生労働省が97日、「2008年受療行動調査の概況」を公表しました。調査は20081021日から23日に実施、全国の病院(無作為抽出)484施設を受診した外来患者(有効回答数10946人)、入院患者(同53239人)の回答を集計した結果です。本調査は3年に1回実施されていますが、こうした情報入手に関した調査は初めてということです。

外来患者が必要とした情報(入手できた) (複数回答)
1
位 医師などの専門性や経歴 48.5%(14.7%)
2
位 受けることができる検査・治療方法の詳細 47.7%(13.7%)
3
位 安全のための取り組み 34.7%(5.5%)
入院患者が必要とした情報(入手できた) (複数回答)

1
位 受けることができる検査・治療方法の詳細 50.8%(21.4%)
2
位 医師などの専門性や経歴 49.6%(16.6%)
3
位 治療に要する平均的な入院期間 43.7%(21.5%)

外来・入院患者ともに、「医師などの専門性や経歴」「受けることができる検査・治療方法の詳細」について約半数が「必要とした」と回答。しかし、実際に入手できたのは外来で15%弱、入院患者で20%前後にとどまっています。
本調査では、「なぜ入手できなかったか」、その理由は調査していません。
1)情報を必要としていたが、遠慮があることなどから医師などに聞くことができなかった、
2)医師などに聞いても、答えが得られなかった、など様々な理由が考えられます。

また「医師の専門性」の関連で、別の調査によると何らかの専門医資格を取得している医師は約9割に上っています。しかし 、「専門医資格を取得して良かったことは何か」との問いに対し、最も多かったのは「特になし」であるなど、専門医制度が有効に機能していない実態があるようです。また8割超が、専門医であるかどうかを患者から確認されたことは「あまりない、全くない」と回答しています。
患者が考える「医師などの専門性や経歴」が、専門医資格の有無なのか、さらには「A手術が得意」「B手術を年間何例経験している」といった具体的な技術にまで踏み込んだものなのか……
医療における情報開示・公開は年々進んでいます。しかし、各種データの整備や専門医制度等の確立を含め、患者ニーズに応える情報提供体制については、まだ課題は多いようです。

院内の掲示やHPなどで、患者さんに必要な情報をどんどん提供していきましょう。

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セミナー反省会

先日開催したMS法人セミナー。

講師の税理士、西岡先生と反省会をしました。

といっても硬いものではなく、居酒屋で一杯やりながらです。

参加いただいいた方や、残念ながら参加できなかった方々からご感想をたくさんうかがうことが出来ました。

知りたかった情報が得られて、頭がすっきりした。

現在作っているMS法人が無駄だということがわかった。

スタッフの退職金制度を検討していたところなので、助かった。

役員退職金の積立て方法で何がよいのかよく理解できた。

などなど、ありがたいお言葉をたくさんいただくことができました。

今回のセミナーはテーマを絞りましたので、ご満足いただけたのではないかと思います。

日々のコンサルティング活動の中で、お客様からたくさんのご質問をいただきます。その中からお客様が困っておられることは何かを考え、何ヶ月も内容を検討した甲斐がありました。

お客様に本当に役立つ情報、真実の情報をお伝えしていくことが我々の役割だと考えています。

次回のセミナーのテーマもビールを飲みながら相談しました。

これから内容をじっくりと詰めていきます。

テーマが決まりましたらまたご案内をさせていただきますので、お楽しみに。

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2009年9月 7日 (月)

月次決算書はクリニックのコックピット

今、これこれの医療機器を購入したいのですが、どうでしょうか?

期末の決算対策で保険に加入したいのですが、保険料はいくら払えますか?

など、利益やお金に関することが多くあります。

そんな時、今期の利益の見込みはいくらでしょうか?

現預金はいくらぐらいありますか?

とお聞きします。

即答していただけることは稀です。

即答していただけなくても、手許に資料があればよいのですが・・・

資料が手許にあることも稀です。

いつも申し上げることですが、現状を把握することなしにアドバイスをさせていただくことはできませんね。

現状と将来の見通し、計画などを把握できて初めて具体的な対策を考えることが出来ます。

クリニックの経営は(一般企業の経営も同じですが)霧の中、前が見えない状態で飛行機を操縦しているようなものです。

霧の中、飛行機を操縦するときに唯一たよりになるのが、コックピットの計器です。

方向や高度、燃料の残量、レーダーの映像などなど

これがないと怖くて操縦できませんね。

月次の決算書はクリニック経営にとって、飛行機の計器にあたる重要なものです。

月次決算書を作成し、毎月現状を把握して将来の構想、対策を練っていきましょう。

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2009年9月 6日 (日)

クリニック運用のルール(就業規則など)

先日のMS法人セミナーにご参加いただいた先生の無料相談にうかがいました。

医療法人とMS法人を設立されていて、運用方法に悩まれていましたが、セミナーに参加していただき頭がすっきりしたとのこと。

MS法人の設立は必ずしもメリットが出ないということをご理解いただけたようです。

セミナーに参加いただいた目的が達成でき、うれしく思いました。

その後にもさまざまなご質問をいただきました。

次から次へと湧き出るようにご質問が続きます。

その中でも一番困っておられることは、スタッフへの対応・マネジメントについて。

スタッフから様々な要望が個別に出てきて対応が大変。対応した後も不満が出てきてしまった・・・

などなど

質問をさせていただきました。

就業規則などクリニック運用のルールは作られていますか?

作っていません。

口頭でルールのようなことを伝えていますか?

伝えていません。

これではスタッフも先が読めず、不安になり不満が蓄積しますね。

ルールを決めてこれをきちんと伝達。徹底する。

これだけで対応しなければならない案件は激減すると思います。

ご自分が雇用されていた時に、きちんとルールが決まっていなかったり、理解できていないと不安や不満が貯まった経験はありませんか?

雇用される側の方々の気持ちを汲み取り、特に開院されるときなどは早めにルール作成、伝達をしていきましょう。

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2009年9月 2日 (水)

クリニックスタッフの退職金制度

先日のセミナーにお申込みいただき、参加できなかった先生に資料の説明をさせていただきました。

さまざまなテーマのお話をうかがいましたが、スタッフの退職金制度について興味深いことをお聞きしました。

個人クリニックのスタッフの退職金制度は作成することをあまりお勧めしておりません。

理由は、スタッフが頻繁に退職されるケースが多いこと、退職金支払の法的な義務はないこと、退職金規定を作成すると法的義務が発生すること、一度作った退職金規定の不利益変更は困難なこと、などです。

また、生命保険を使ったスタッフの退職金積立もあまりお勧めしていません。

理由は短期の退職が多く、短期の解約は大きな損失になること、退職金の額がそれほど大きくなく現預金から十分払えると見込めることなどです。

ただ、この先生は確固とした退職金制度にたいする思いをお持ちでした。

理由は、スタッフに長く勤めてもらうため。

退職金制度や福利厚生制度など、スタッフが満足できる勤務環境を整えることで長く勤めてもらおうと考えておられるのです。

この結果、スタッフの退職はほとんどないとのこと。(このクリニックはクリニックビルの一室にあり、他のクリニクでは退職が大変多いようです。)

もちろん制度を整えるだけではなく、スタッフへの周知徹底やよい雰囲気作りなど工夫も沢山されています。

これなら退職金制度を作ってあげてもいいですね。

退職が多く、そのたびに採用広告を出したり、面接をしたり・・・

コストと手間を考えるとかえって安くつくのではないでしょうか。

先生の理念や将来構想に基づき退職金規定を作ることが大事ですね。

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