ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2009年10月23日 (金)

クリニックのデザインの重要性

「メディカルサローネ」という勉強会に参加をさせていただきました。

http://blog.livedoor.jp/designclinic-medicalsalone/

デザインから今後の医院経営のあり方をみんなで考えようという会です。

今回は、さいたま市北区で開院されているホワイト歯科クリニックの新井美紀さまの事例を教えていただきました。

ホワイト歯科クリニックさまはごく普通の歯科医院ですが、新たにエステを行うことにしました。従来事務室で使用していた部屋をおしゃれにリフォームされ、エステの施術室にしました。ローズルームと名前をつけられています。

他のエリアは従来通りオープンな歯科治療室ですので、そのギャップは大変大きいものです。

患者さんにお見せすると、皆さん驚いて歯科医院でエステができるんだ・・・

と評判になり口コミも広がっています。

相乗効果で、歯科の予約は1月までいっぱいになっているとのこと。

特筆すべきは、広報の仕方です。

特別なことは行わず、患者さんにスタッフがきちんと説明をされるのが基本です。

関心を持たれた患者さんがいらっしゃると、お部屋をお見せします。

診察室とのギャップに驚かれ、エステを予約されるようです。

年齢層も予想に反して60歳代、70歳代の方が多いようです。

スタッフへのきちんとした教育、患者さんとのコミュニケーションがきちんできていないと、なかなかこうはいきませんね。

このコミュニケーション能力があれば何をしてもうまくいくのではないでしょうか。

女性の患者さんの気持ちを考えることの大切さ。

そのためには女性の感性が大きな力になることを勉強させていただきました。

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2009年10月22日 (木)

クリニック開業時の借入

クリニックを開業する時、開業資金をどうするかが大きな課題です。

自己資金のみで開業できるケースはほとんどありません。

事業計画をきちんと立てて金融機関に借入をお願いします。

どの金融機関から借り入れるのが有利なのか?

まず考えるのが日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)。

地域によっては医師信用組合があります。

次に民間の銀行など。

リース会社も条件によっては融資してくれることがあります。

それぞれ貸出しの条件が違いますので、比較して有利な条件の銀行から借り入れをするようにしたいですね。

借入の条件で担保・保証人が必要な場合と、無担保・無保証の場合があります。

担保・保証人がをつけると、無担保・無保証の場合よりも金利が1%近く低くなるケースもあるようです。

担保がある場合にはこれを利用しない手はないですね。

ただ、敢えて担保をつけないケースもあります。

開業時にはきちんとした事業計画を作成すると、金融機関は比較的簡単に融資をしてくれます。

しかし、一旦開業して経営に苦戦している場合などはなかなか融資に応じてくれません。

そんな時でも担保があると融資を引き出しやすいのです。

事業計画を作ってもそのとおり患者さんが来てくれるわけではありません。

思いのほか黒字転換に時間がかかってしまうことも考えられます。

その時に追加の融資をうけられるのは本当に助かります。

有担保と無担保の返済額を比較し、その差が将来融資を受けられるための保険料として納得いく金額であれば、敢えて無担保の融資を受けることも検討するとよいかもしれません。

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2009年10月21日 (水)

開業物件の調査

開院を検討されている先生のご相談をいただきました。

具体的な物件があり、ここで開業をしてもいいのかどうか?

調べてみました。

まずは現地に訪問。

地域の中心となるショッピングセンターの駐車場の目の前に素敵なデザインのビルが建っています。

いわゆるクリニックビルで既に4科のクリニックが入居しています。

一階には素晴らしいインテリアの調剤薬局さんも入所されています。

現地を見た限りでは、いい場所なのではないかと感じました。

(もちろんこのご時世ですので、同じ診療科目のクリニックは近隣にあります)

家賃設定も問題はなさそうです。

なぜこの場所に入居がないのか?

ひっかかりました。

このエリアで事業をされている知り合いの調剤薬局の社長にお会いし、お話をうかがいました。

このクリニックビルは患者さんが少なく苦戦をしているとのこと。

この社長も最初はいい場所だと感じておられたようです。

お休みの日には人で賑わう場所なのですが、平日徒歩で通る人が少なく、認知度が低いのではないかということです。(HPもちちんと作成していますが、近所にあるということが患者さんから選ばれる大きな要素です)

診療圏調査も大事ですが、人がもっている生の情報が判断するには大変有効です。

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2009年10月20日 (火)

目の前の患者さんに徹底的に尽くす

エリエスブックコンサルティングのセミナーに参加しました。

「仕事でもプライベートでも『モテる人』になるために」がテーマです。

医療の世界でもいかに患者さんにモテるかが大きなテーマですね。

たくさんの気づきをいただいたセミナーでした。

その中で、作家の中谷彰宏さんが話されたことが胸に響きました。

中谷さんは現在800冊以上の著書があります。

何故こんなに沢山の本を書くことができるのか、ネタが無くならないのか?

という問いに中谷さんはこう答えます。

「目の前の読者一人のために書いている。元気にしよう、笑わせようと。その相手から感想などをいただけるので、それにお応えしている。だからネタは無くならない。」

読者の方々とのすごい繋がりがあるので、できることなのですね。

今目の前にいる読者に徹底的に尽くす。

これが読者の広がりにも繋がっているようです。

出版の世界のみではなく、一般のビジネス、医療の世界にも共通することだと思います。

今回のセミナーで驚いたことが他にもあります。

交流会で医学博士の方と厚生労働省の方にお会いしたのです。

このようなセミナーでお会いすることは本当に少ないですね。

厚生労働省の方は、個人的な立場で来られていました。

民間のノウハウを少しでも医療の世界に伝えていきたいとのこと。

応援します。

がんばってください。

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2009年10月16日 (金)

クリニックのリフォーム

患者さんを増やすお手伝いをしているクリニック。

構想はたくさんあるのですが、一歩一歩着実に行動しています。

内装が古くなってきたので、リフォームをされたいと考えておられたのですが、全部リフォームをすると莫大な費用がかかってしまいます。

そこで、まずはどうしても必要なところだけをリフォームすることになりました。

患者さんが一番気になる場所、トイレ。

新しい治療方法を開始することになりましたので、院長室をその治療のためにリフォームすることになりました。

コストはかかりますが、患者さんの満足度の向上、報酬のアップに貢献してくれるのではないでしょうか。

また、他の効果もあったようです。

リフォームは人の心をわくわくさせてくれますね。

新しいことをすることで、先生が今までにも増してやる気を出していただいています。

コストをかけなくてもできるリフォームはあります。

気分転換にしてみられてはいかがでしょうか。

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2009年10月15日 (木)

クリニックにおける治験実施

新薬の開発に携わっている方のお話をお聞きすることができました。

その中で治験についてのお話も沢山出てきました。

治験をとりまく環境は平成10年に施行された「新GCP省令(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」以降大きく変わったとのこと。

提出書類や人的配置、倫理委員会の設置など、被験者の安全を守るために業務が複雑化したようです。

そこで、それらの業務を行うための企業が出てきました。

CRO(開発業務支援機関)やSMO(治験施設支援機関)といわれる企業です。

製薬メーカーや治験を実施する医療機関はコアの業務を行い、手間がかかる業務をCROやSMOがサポートするという図式のようです。

クリニックでも治験を行っておられるケースを時々拝見します。

治験内容によって報酬は違いますが、それなりの金額にはなるようです。

開業間もないクリニックや苦戦をされているクリニックの経営にはプラスになるかもしれません。

治験を行う施設に選ばれるには条件もあるようです。

専門分野をお持ちの先生、臨床試験を行える患者さんが多く集められることなどです。

新規開院の場合にはすぐには患者さんが集まりにくいのですが、専門分野をお持ちで、患者さんが来られる見込みのある方は戦略的に取り組まれてもよいのではないでしょうか。

治験はあくまでもよい医業経営や、患者さんへのよい治療を行うための補助的な手段だということが前提です。

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2009年10月14日 (水)

医療法人の資産運用

医療法人の経営が順調に推移すると、銀行預金がどんどん増えていきます。

「医療法人では株などに投資をしてはいけない」

と考えておられる方が多いようです。

本当にそうなのでしょうか?

厚生労働省のHPに掲載されているモデル定款には以下のようにあります。

「資産のうち現金は、日本郵政公社、確実な銀行又は信託会社に預け入れ若しくは信託し、又は国公債若しくは確実な有価証券に換え保管するものとする。」

これを見る限り、有価証券で試算を保有することは問題ないようです。

ただし「確実な」ということが条件のようです。

現代で確実なものがあるのでしょうか?

昨年来の世界同時不況の状況をみていると心もとなくなってきますね。

金融業界に携わるプロの方々でもリスクを全部把握できるわけではありません。

ここにある「確実な」という言葉は、医療法人が情報をきちんと得て、確実だと判断できたものと考えたほうがよいのかもしれません。

「確実な銀行又は信託銀行」も「信頼できる銀行又は信託銀行」のことですね。

それでも多額の現預金を一つの銀行に保管しておくことにはリスクがあると思います。

できるだけ分散が必要ですね。

また現預金以外で信頼できる方法があれば、将来に備えて運用をすることを検討してもよいのではないでしょうか。

ただ、そのような方法が現在は少ない状況です。

我々のグループでもノウハウを結集して、そのような方法を考えていきたいと思います。

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2009年10月 8日 (木)

患者さんへのメール配信

新型インフルエンザの予防接種。

新聞紙上などでは情報が伝えられていますが、まだ現場の医療機関には具体的な情報が来ていないようです。

クライアントのクリニックにも患者さんから問合せの電話がたくさんかかってきます。

情報が無いのに、問合せをいただいてもお互いに時間の無駄ですね。

ホームページに状況を掲載していても見ていただける患者さんは一部の方に限られます。

そこで、院長先生は工夫を考えられました。

患者さんに情報をお伝えするメールを配信しよう。

その前に、患者さんのメールアドレスを教えていただき登録をしたり、患者さんにメール配信の承諾をいただくなど、準備が必要です。

最近は携帯電話のメールアドレスを簡単に登録できるシステムがあり、その導入をすることになりました。

運用が軌道に乗れば、今回の情報だけではなく、様々な情報をタイムリーに患者さんにお伝えできます。

情報を入手した患者さんはお知り合いにメールを転送していただけることもあるようです。

患者さんとのコミュニケーションを深めるにもいい方法だと思います。

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2009年10月 7日 (水)

クリニック経営ではコミュニケーションが大切

開業をサポートさせていただいている先生。

患者さんの待ち時間を少しでも短くしたいと考えておられます。

治療に来られる患者さんは、具合が悪く不安な状態。

そんな方々を少しでも楽にして差し上げたいという思いから予約システムの導入を検討されています。

予約システムの成功、失敗事例を知りたいとのご要望をいただきましたので、システムの運用を改善しながら効果をあげておられる先生をご紹介させていただきました。

診療が終わってから軽く食事をしながらお話をうかがいました。

何と、システム運用のマニュアルをまとめたものをいただくことができました。

ありがとうございます。

システム導入にあたっては、機能もさることながら運用方法の中身が大事とのこと。

スタッフとの打合せ、徹底、患者さんへの伝達、話し合い、改善の継続など。

改善に終わりはありません。

患者さんによい医療を提供したいという想いを院内で共有することが改善の継続には不可欠のようです。

楽しい時間を過ごしていくうちに、一番大事なことはコミュニケーションであるという結論に達しました。

患者さんとのコミュニケーション、スタッフとのコミュニケーション、ドクター同士のコミュニケーション。

よい医療経営を行うにはコミュニケーションが大切です。

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2009年10月 6日 (火)

聖路加国際病院のご意見対応ミーティング

クライアントの先生から講演会のご紹介をいただき、参加しました。

テーマは「患者目線の医療と聖路加国際病院」

講師は聖路加国際病院 経営企画室の的場匡亮さんです。

的場さんはアメリカの南カリフォルニア大学でMHA(病院経営学修士)の資格を取得され、帰国して聖路加国際病院で勤務をされている方です。

MHAとは何か、アメリカの医療事情はどうなのかなど、大変興味深いお話をうかがうことができました。

その中でもテーマである「患者目線の医療」を行うために聖路加国際病院が行っている数々の施策に感心しました。

聖路加国際病院では毎朝9:15~9:30まで「ご意見対応ミーティング」を開催しています。

現場の担当者のミーティングかと思いきや、院長先生、2名の副院長先生をはじめ法務課、総務課、患者相談窓口、総合医療相談室、サービス統括マネージャー、広報など最高責任者が集まってのミーティングです。

患者さんからいただいた感謝の言葉や、クレームなどその日のうちに情報の共有化を図っています。

またクレームには迅速に対応し、どのような解決策をとったのか速やかにフィードバックを行っています。

施設の改善などはあらかじめ予算が組まれており、莫大な金額でなければ速やかに改善をしているとのこと。

トップの方々が毎日ミーティングに参加されていることに驚くとともに、この姿勢があくなき改善を勧めていく病院の姿勢を強くスタッフに伝えているのだと感じました。

また地域医療の充実を図るために様々なプロジェクトも並行して進んでいます。

頭の下がる思いがしました。

的場さんをはじめ、経営企画室にはMHA資格者が何名かいらっしゃって、経営改善やプロジェクトの推進にかかわっておられます。

日本でもMHA資格者のような方々がさらに必要になるのではないかと感じました。

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2009年10月 2日 (金)

近隣に競合クリニックが開院することになったら

クライアントの先生。

近隣にクリニックビルができ、同じ診療科目も募集されていました。

同じ科が開院したらどうすればよいのか?

相談をしました。

近隣に同じ診療科目で患者さんの評価が高い医院がある場合、普通は開院を避けることが多いと思います。

ただ、調査をあまりせずに業者さんに言われるまま開院されるケースもあります。

そんな時に開院を止めることはできません。

では、どうするのか?

今、来ていただいている患者さんに継続して来ていただくこと。

継続して診療が必要な患者さんに新たに来ていただくこと。

に取り組むことになりました。

そのために何をするのか。

医院のコンセプトの再確認と、徹底。

地域の方々への自院の存在と特徴の伝達。

まずは原点に帰って、患者さんにさらにいい治療をして満足をしていただくこと。

具体的な方法に落とし込んで、行動してまいります。

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2009年10月 1日 (木)

待合室での情報提供

先日、治療のためクリニックに行きました。

待ち時間が長く、時間をもてあましてしまいました。

その時に何をしていたかというと・・・

掲示物を隅から隅まで見ていました。

次に備え付けの病気説明の資料を次から次へと読んでいました。

患者さんの待合室での心理や行動がなんとなくわかったような気がします。

待合室に雑誌や書籍を置いておくことはよいことだと思います。

それに加え、ドクターやクリニックのプロフィールのご紹介、病気や治療方法に関する情報などもまとめて置いておくとよく見ていただけるのではないでしょうか。

患者さんが多く、ゆっくりと説明がしにくい場合の補完手段になるかもしれません。

最近はディスプレイに様々な情報を流されているクリニックも見受けるようになりました。

院内の掲示板には限りがあります。

コストはかかりますが、こんな方法も患者さんとのコミュニケーションには有効なのではないでしょうか。

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