ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2009年12月27日 (日)

医療法人に利益が出たら理事報酬を上げればよいのか?

医療法人の理事長先生からご相談の電話をいただきました。

医療法人の利益が大幅に上がったので、税理士さんに相談をしたところ、理事長の報酬を月に100万円上げてくださいと言われたとのこと。

報酬を上げたほうが良いのかどうか、今後の経営方針によって違ってくるとお伝えし、相談にうかがいました。

結論は理事報酬は上げないことになりました。

理事長先生には3人のお子さんがおられ、医療関係の学校に通われています。

将来は医療法人に戻ってこられる予定です。

学校の学費の手当てはついており、敢えて報酬を上げる必要はありません。(既に高額の報酬で50%の課税です。)

それに比して医療法人にはキャッシュがあまり貯えられていません。

今後お子様が戻ってこられると医院の増改築や分院の開設など、大きな設備投資が必要となることが想定されます。

それに備えて医療法人に内部留保をしていくことになりました。(医療法人では保険診療の利益に対する税額は800万円を超えても約35%なので、個人の税率より有利です。)

医療法人それぞれの事情によって、利益状況が同じでも対応策は違います。

まずは将来、医業経営をどうしたいのか、どのような人生設計を考えておられるのかを考えた上で対策を考えることが大事ですね。

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2009年12月26日 (土)

医師賠償責任保険について

医院経営には様々なリスクが存在します。

医療のリスクをカバーするために、医師賠償責任保険がありますが、この保険についてよく理解されていないケースが多いようです。

医師会に加入されると、医師賠償責任保険に自動的に加入されることになっています。

日本医師会で加入する部分と、各都道府県で加入する部分があり、役割が分担されています。(医師会の保証では100万円までの補償されず、都道府県医師会のほうで補完をしています。)

ほとんどの先生は両方に加入されていると思いますが、心配な方は一度加入状況を確認されることをおすすめします。

医師会に加入されていない先生は、補償がありませんので、ご自分で民間の保険に加入する必要があります。

また医療法人などで、勤務医(理事長先生も含む)や看護師が個人的に訴えられたときなどは都道府県の医賠責の特約でカバーできるようです。

補償を手厚くされたい先生はご自分の所属している医師会にご確認下さい。

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2009年12月24日 (木)

医業経営における社会保険労務士さんの重要性

クリニックには100%近く顧問の税理士さんがいらっしゃいます。

社会保険労務士さんはどうでしょうか?

クリニックの先生方は社会保険労務士さんの存在や役割そのものをよく理解されていないケースも多いようです。

私はクリニック経営において社会保険労務士さんの果たす役割は非常に大きいものだと考えています。

特に新規に開院される場合にはその重要性は特別なものです。

クリニックの建築や賃貸契約、資金の借入、医療機器の購入など様々な業務の陰に隠れて、スタッフの採用などはとりあえず・・・というケースも見受けられます。

スタッフの採用、マネジメントなどは直接目に見えず、後回しになりがちですが、ここで手を抜くとあとからボディーブローのように問題が起こってきます。

スタッフの面接時に労働条件が明確になっていない、採用時に就業のルール(就業規則など)が明確になっていない、または十分に伝えられていない、採用後の社会保険加入の手続きがされていない・・・などなど

この結果スタッフの不満が爆発し、開院前、開院直後に大量の退職を招いたケースを数多く見てきました。

また開院後も不満がくすぶり続け、スタッフ個々から細かい質問や要望が出るため対応に忙殺されるなど、本来の診療業務以外に多大な労力をかけざるを得ないケースも多いようです。

まず最初に労働条件や就業のルールを明確にして、きちんと伝達、お互いに了解しあっておくことが重要です。

そのためには労務管理の専門家である社会保険労務士さんの力をお借りすることが必要なのです。

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2009年12月23日 (水)

社会保険労務士さんをご紹介いただきました

先日、クライアントさまから社会保険労務士さんを紹介いただきました。

私の仕事の説明をさせていただいたところ、いい方がいらっしゃるとご紹介をいただいたのです。

早速お会いしましたが、大変よい先生でした。

女性で人間味あふれ、経験豊かな方です。

今後一緒に仕事をさせていただくことになりました。

よいご縁をいただいて大変ありがたいと思います。

社会保険労務士さんはもちろん、様々な専門家やパートナー企業の方々にお力を貸していただくことが多いのですが、お客様とフィーリングが合うのではないかと思われる方をご紹介させていただくことが大変重要なことだと感じています。

これからもこの方は・・・

と感じられる方々と多くのご縁を作らせていただきたいと考えています。

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2009年12月21日 (月)

インフルエンザの予防接種

クライアントのクリニックさんにおうかがいしました。

2年前に開院され、順調に患者さんが増えています。

今日は夕方の診療が終わった打合せの前にインフルエンザの予防接種をしていただきました。

顔見知りの看護師さんに注射をしていただくのは、お互いに緊張しますね。

最近は肘の上部に注射をするようになっているようです。

初めて知りました。

注射後、

「10分ほど待合室でお待ち下さい。具合が悪いようでしたら声をかけてくださいね。」

と言っていただきました。

今までインフルエンザの予防接種をした後に、このような言葉をかけていただいたことはなかったので、驚きました。

特別に声をかけていただいたのかと思ったのですが、どの患者さんにも同じ対応をされているとのこと。

これは患者さんも安心ですね。

このようなちょっとした心遣いが人気の秘密なのかもしれません。

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2009年12月20日 (日)

クリニックの成功事例

医業経営のセミナーに参加しました。

開業医の先生の成功事例をお聞きしたかったのです。

東京の23区で4年前に内科を標榜して開院された先生。

最寄の駅で同じ診療科目では11件目、駅からは2番目に遠い場所という悪条件です。

現在は一日に100~120人の患者さんが来られるとのこと。

そのうち上部・下部内視鏡検査の患者さんが10~12人とのことです。

成功の要因をたくさんお話いただきましたので、以下箇条書きにしてみます。

①電子カルテの導入・・・カルテ・フィルムスペースが不要、検索・チェック機能が便利、会計処理時間の短縮(待ち時間の減少)、環境にもよい

②初期投資は極力控えた

③危機管理に気を配った・・・強盗・窃盗対策(スタッフの安心感)

④スタッフの採用はスタッフの知り合いを中心に行った

⑤近隣の会医業医の先生方との関係をよく保つ努力をした

⑥法令違反はしない

⑦地元の方々を味方につける・・・商店会に加入、地元の大物?の方と懇意になる、ご挨拶まわりをきちんとする。

⑧診療時に怒らない、焦らない、いやがらない・・・風邪の患者さんもリピーターに

⑨長期処方を拒まない・・・14日処方はゼロ、60日・90日も沢山

⑩患者さんの細かい変化も見逃さない・・・職員の髪型が変わっても気づくように

⑪病気にならない

⑫やたらと検査をしない

⑬自信が無い雰囲気を出さない・・・~だと思うんですが・・・などの言い方は気をつける

最大の増患対策は口コミ。患者さんを味方につけること。

何かのヒントにしていただけましたら幸いです。

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2009年12月10日 (木)

クリニックの理念

開院のお手伝いをさせていただいている先生との打ち合わせ。

現在お勤めの医療機関で患者さんが多く、診療が終わるとすぐに打ち合わせに飛んでこられます。

先生がつくづくお話になられます。

「朝、開院20分前に十数人の患者さんが待っておられるんです。後から来られた患者さんは待ち時間が2時間半になることもあります。お待たせするのが申し訳ないのです。この気持ちが焦りになって、診療に間違いが出てしまうことを心配しています。」

「予約制度にしたいと思って、スタッフに話をしても絶対いやだと言うんです。院長先生も患者さんの待ち時間が長いことには無関心です。私は患者さんによい環境を整えて差し上げたいのですが、難しいですね。私が経営者ではないのでみんな言うことを聞いてくれないのでしょうか・・・」

真剣に悩んでおられます。

現在お勤めの医療機関の組織風土は患者さんのために改善をするといった前向きの発想が出る環境ではないようです。

これを勤務医の立場で変えていくことは困難ですね。

先生とはこんな話をしています。

「新しく開院するクリニックでは先生の理念を明確にして、採用の面接の時からきちんと伝えていきましょう。患者さんのために、課題を改善し続けることに協力をしていただけるかどうか、きちんと確認してから採用をするようにしましょう。そんな方々とよいクリニックの組織風土を継続して作っていきましょう。」

組織の風土はトップで決まります。

開院をされるときには理念を明確にして、スタッフに最初からきちんと伝えていくことが最重要のテーマです。

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医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー(詳細)

医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナーの詳細が決定しました。

日時 平成22年1月9日(土) 18:00~20:00

場所 東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング6階

    キャピタル・パートナーズ証券(株) セミナールーム

詳細、お申込み方法などは以下のURLでご確認ください。

http://www.a-ty.biz/cgi-bin/a-ty/siteup.cgi?category=4&page=0

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2009年12月 8日 (火)

医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー

「医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー」を開催いたします。

日時 平成22年1月9日(土)18:00~20:00

場所は東京都中央区日本橋を予定しています。

今後予想される厳しい診療報酬改定や競合医療施設の増加など、医療法人の経営環境は厳しさを増しています。

私は医療法人が将来の事業承継や設備投資、リタイアメント対策などをスムーズに行うためには資産保全・運用を安全に行うことが不可欠だと考えております。

今回、医業経営と資産運用のプロフェッショナルが医療法人の経営の在り方を真剣に考え、医療法人でも採用していただける資産保全・運用方法をお伝えするセミナーを開催いたします。

セミナー(第一部) 18:00~18:45

「医療法人の効果的な資産蓄積方法」

1.医療法人を設立したら必ずチェックしなければならないこと

2.医療法人で資産を運用することはできるのか?(定款の確認)

3.医療法人で資産保全・運用が不可欠な3つの理由

4.経営ステージ・ライフステージに応じた資産蓄積方法

5.医療法人に資産が不足していたために起こった悲劇(事業承継・リタイアメントプランの失敗)

セミナー(第二部) 18:50~19:20

「医療法人・ドクターの資産を守る新たな方法」

1.銀行預金と投資性商品

2.銀行預金の現実

3.投資性商品の資産保全

4.銀行預金と投資性商品のセーフティネット

5.銀行預金に替わる資産保全・運用方法 セミナー

(第三部) 19:30~20:00

質疑応答、懇親会

以下のようなことがあてはまる先生はぜひご参加ください。

・医療法人では資産運用ができないと思っていた

・資産運用は分りにくく面倒だ

・安全性を考えると資産は銀行預金で保有するのが一番だと思う

・医療法人で将来設備投資の計画がある

・医療法人の事業承継の計画がある

・医療法人の理事長・理事を退職するとき十分な退職金をもらいたい

・医療法人の財務状況を改善したい

詳細が決まりましたらこのブログでご案内をさせていただきます。

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マンション購入は現金、ローンどちらが得?

医業経営が順調に推移し、金融資産が貯まってくると。

マンションなどの購入を検討されるケースが出てきます。

先日、クライアントの先生からご相談をいただきました。

現金で購入するのと、ローンで購入するのとどちらがよいか?

現金で購入することもできるのですが、ローンで購入すると住宅ローンの税額控除が使えます。(細かい条件がありますので注意してください。)

単純な損得で考えると現金で購入したほうが得ですね。

住宅ローン控除の控除率はローン残高の1%です。

主要銀行の住宅ローンの利率は固定金利でで期間によって3%~5%くらい、変動金利で2.475%となっています。1%の控除より、金利のほうがはるかに高いですね。

もちろん、ライフプランに支障が出る場合などは、現金とローンを併行して活用することはいうまでもありませんね。

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2009年12月 2日 (水)

クリニックのアンケート調査

お客様のクリニックでアンケート調査をしました。

来院された患者さんにお願いして、当院の良いところ、悪いところなどを書いていただくようにお願いしたところ、1ヶ月で400件余りのアンケートが集まりました。

これだけアンケートにご記入いただけるということは、患者さんの評価は高いのでは・・・

と期待して拝見すると

思ったとおりでした。

先生やスタッフに対するお褒めの言葉がたくさん書かれていました。

もちろん悪いところのご指摘もありましたが、圧倒的に良いところが多かったのです。

これは大きな自信になりますね。

こんなに評価が高いにもかかわらず、ここ数年は業績は苦戦しておられたのです。

何故でしょうか?

地域の患者さんに対する広報活動がほとんどなされていなかったのです。

HPが無かったので、まずはきちんとしたHPを作成することにしました。

また、いただいたアンケートを医療機関の口コミサイトに掲載することにしました。

これで業績も改善するのではないかと思います。

この活動の中で副産物がもありました。

スタッフの方々が従来にもまして緊張感を持って業務にあたってくれたのです。

スタッフの方が患者さんにアンケート調査のお願いをしてくれました。

顔見知りの患者さんが多いのですが、やはり良いところを書いて欲しいですよね。

ということで、先生も喜ばれていました。

時々アンケート調査をしてみると、良いことがあるかもしれません。

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