ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2010年1月26日 (火)

理事になれる人は誰か理解しているか

医療法人の理事の人数の制限はあるのでしょうか?

よく理解をされていない方や、5名までと考えておられる方など様々です。

答えは各医療法人の定款に書いてあります。

定款の中に

第○○条 本社団に、次の役員を置く。

(1)理事 ○名以上○名以内

  うち理事長 1名

・・・・・・ などと書かれています。

これが医療法人の人数を制限しています。

都道府県によっては、モデル定款に 3名以上5名以内 などと記載されているため、これに縛られてしまい、理事を5名までにしているケースもあります。

理事の人数は法律で決められているものではありません。

人数を増やしたいときには定款を変更して、理事就任届などを提出すればよいのです。

またお子様が20歳になられると理事に就任することができます。

都道府県によっては20歳未満でも医療系の学校に入学されると理事就任が認められるケースもあります。

ご自分の地域の状況を確認し、だれが理事になれるのかを確認してみましょう。

理事として業務をされる方には業務内容に応じた理事報酬を支払うことも可能です。

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2010年1月22日 (金)

医療法人と個人の税率はの差は理解しているか

医療法人を設立する時に押さえておかなければならないことの基本は個人の税率と医療法人の税率をよく理解することです。

個人の最高税率は50%(課税所得 1,800万円超)

医療法人の最高税率は約35%(概算 課税所得 800万円超、保険診療部分)

課税所得800万円までは約25%     

この差を活用することが重要です。

個人クリニックのときには所得が増えれば増えるほど、最高税率50%が課税されていたのですが、その所得を医療法人に移すと

課税所得800万円までは半分の税金で済みますので

200万円の節税

それ以降の所得は50%と35%の差

15%の節税が可能となります。

この差が医療法人に蓄積されていきます。

医療法人の目的は医療経営をきちんと継続していくことを支援することですので、蓄積された資産を医療機器や設備への投資、事業承継の費用に活用することになります。

ここで医療法人の利益を800万円までに押さえようとすると、資産の蓄積が不足して、将来困ることになりかねませんので注意が必要です。

部分最適が必ずしも全体最適にならないことに留意してください。

*税率は概算の数字ですのでご注意ください。

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2010年1月20日 (水)

医業経営計画・ライフプランは明確か?

医療法人を設立する場合、さまざまな目的があります。

目的は目標があって決まってくるものです。

目標が明確になっていないと、今何をするべきか適切な判断ができにくいですね。

・医療法人の事業承継は何時、誰にするのか?

・理事長退任の時期、その後の生活費などはどう賄うのか?(退職金の金額、個人資産の目標)

・自分で考え、納得できる目標、方法がとれているか?(人任せにしない)

・部分最適は必ずしも全体最適にならない

お子さんがまだ幼く、将来の進路が見えにくいこともありますが、そのような時にも途中で変更がきくようなバランスのとれた対策を考える必要があります。

事業承継を考えているにも関わらず、医療法人に内部留保がされていないため承継がスムーズにできないことも多く拝見します。

医療法人の節税に意識が集中し、法人の利益を800万円までに抑えたいという方がいらっしゃいますがその結果内部留保ができなかったというケースが多いようです。

・部分最適は必ずしも全体最適にならない

ことの最たる事例です。

まず全体を考えてから部分を考えることを心掛けたいですね。

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2010年1月19日 (火)

医療法人設立時に必ずチェックすべきこと

先日のセミナーの前段でお話をした「医療法人設立時に必ずチェックすべきこと」が思いのほか参加させていただいた方々のお役に立ったようです。

参加いただいた先生方から、もっと基本的なことをわかりやすく伝えるとよいのでは?とのアドバイスもいただきました。

先日お話したことをブログでもお伝えしていきたいと思います。

まず、チェックすべきことの大枠はこのようなことです。

1.医業経営計画・ライフプランは明確か

2.医療法人と個人の税率の差は理解しているか

3.理事になれる人は誰か理解しているか

4.所得の分散はできているか

5.理事退職金の準備はできているか

6.MS法人は適切に運用されているか

などです。

この中で最も大切なことは

1.医業経営計画・ライフプランは明確か

だと考えています。

これがないと部分にばがり意識が向いてしまい、適切な対策が打てなくなってしまいます。

部分最適イコール全体最適とは限らないのです。

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2010年1月15日 (金)

病医院経営に日頃モヤモヤした疑問を抱いている理事長先生へ!(セミナーご案内)

新春セミナーを開催します。

平成22年1月31日(日) 13:30~16:00

東京国際フォーラム G407

「病医院経営に日頃モヤモヤした疑問を抱いている理事長先生へ!」

セミナー(第一部) 「病医院経営に詳しい税理士とは?」

1.税理士の業務内容とは

2.税理士は病医院経営に関する専門的知識を持っているのか

3.医業経営コンサルタントの業務内容とは

4.税理士と医業経営コンサルタントの違い

5.病医院経営に詳しい税理士の探し方

参加者の方々に疑問や課題などを提示していただき、ディスカッション形式で上記の内容をお伝えしてまいります。

個別相談会も行いますので、是非ご参加ください。

詳細は以下のURLでご確認ください。

http://www.a-ty.biz/cgi-bin/a-ty/siteup.cgi?category=4&page=0

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2010年1月11日 (月)

セミナーを開催して感じたこと

先日のブログにも書きましたが、セミナーを開催させていただき、医療法人を設立しても十分活用できていないケースが多いことに驚きました。

沢山のご質問の中でも驚いたのは、医療法人を設立した時のメリットは理事報酬から給与所得控除ができることだけと思われている先生がいらっしゃったことです。(税理士さんからそう言われたとのことです)

また医療法人を設立されても何がメリットなのか解らない。したがって何も工夫をされていないという先生もいらっしゃいました。

先生はご自分で医療法人の設立手続きをされたのではありません。

設立のお手伝いをされた方は医療法人の設立目的や、工夫などを一緒に考えていただけないのでしょうか?

セミナーの中でお伝えした医療法人設立時にチェックするべきことのポイントをブログ上でも少しずつお伝えしていきたいと思います。

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2010年1月10日 (日)

セミナー終了しました

「医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー」

無事終了しました。

年初の三連休の初日という悪条件でしたが

こんな日に参加していただける方々は本当に熱心な方々ばかりでした

セミナー終了後に懇親会を設けたのですが

参加者全員残っていただき、ご質問を沢山いただきました

みなさんメモも沢山とっていただいていました

セミナーの前半では、医療法人を設立した時にチェックしておくべきことの簡単な説明をさせていただきました。

基本中の基本をお伝えしたつもりなのですが、この部分に関心が沢山集まったのには驚きました。

医療法人を設立しても、いかに活用できていないか改めて認識を新たにしました。

また、先生方の周りに気軽に相談できる人がいないことも痛感しました。

これからもセミナーなどを通じて、皆様のお役に立てますよう努力してまいります。

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2010年1月 9日 (土)

本日セミナーです

「医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー」

本日18:00から開催します。

講師の方々と事前の打ち合わせを繰り返し、よい内容を作り上げることができました。

テーマは「預金から預金へ」

結果はまたブログ上で報告させていただきます。

これから準備です。

参加者の方々にお役にたてるよう全力を尽くします。

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2010年1月 3日 (日)

風花病棟(かざはなびょうとう)

新年明けましておめでとうございます。

本年も日々の活動などを書き綴っていきたいと思います。

おつきあいよろしくお願いいたします。

年末年始、「風花病棟」 帚木蓬生 著 を読みました。

帚木さんは1947年生まれの現役の精神科医です。仏文科を卒業後、放送会社に勤務。その後医学部を卒業された経歴の持ち主です。

この本の中で、帚木さんは医師を主人公とした10の短編を書かれています。

ベテランの男性医師、女性の研修医、大学の教授、リタイアを目前にした開業医など、さまざまな医師の方々の心の動きを見事に描いています。

患者さんとの関わり、その中での悩みや喜びが医療関係者ではない私でも少しは感じることができました。

患者さんと向かい合う方々の真剣な姿勢に心を打たれます。

その中でも最後の「終診」には思わず引き込まれてしまいました。

70歳くらいの開業医のリタイアメントについての短編です。

長年診てきた患者さんへの申し訳ない気持ち、素晴らしい患者さんとの関係への感謝の気持ち、新しい生活への不安、事業を承継する後輩の先生への心遣いなど、実際に医療に携わった方にしか描けない内容です。

今までリタイアをされる先生のお気持ちまで十分に感じることはできなかったのですが、この小説で少しだけ疑似体験ができたように感じました。

今月のセミナーにこの体験を活かしたいと思います。

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