ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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2011年6月23日 (木)

【今日の質問】昨年個人クリニックを開院しました。患者さんも順調に増え、利益が出てきました。最終的に手元に残るお金はいくらぐらいになるのでしょうか?新たな設備投資は可能でしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

ドクターよろず相談所の近藤隆二です。

今日のご質問は昨年個人クリニックを開院された先生からいただきました。

順調に患者さんも増え、継続して利益が出るようになってきました。

新たな医療機器等を購入したいと思いますが、可能でしょうか?

とのご質問です。

【答え】

利益だけでなく、手元にお金がいくら残るのかを考え、設備投資が可能かどうかを考えましょう。

このクリニックでは、先生の専門分野や立地など好条件が重なり、短期間で利益が出る状態になってきました。

月当たりの医業収入が約900万円、経費が600万円、利益が300万円です。

しかし、利益300万円が全部使えるお金ではありません。

この中から月々約100万円の銀行借入返済金(元本)が出ていくのです。

借入返済の元本は経費にはなりませんので、300万円 - 100万円 = 200万円 となります。  

また、このクリニックでは減価償却費が月々約30万円あります。

減価償却費はお金が出ていかない経費なので、200万円 + 30万円 = 230万円 となります。

まだこれだけでは終わりません。

毎月利益が300万円で続けると、1年間の利益が

300万円 × 12か月 = 3600万円 となり、この利益に税金がかかります。

所得税・住民税が概算で約1500万円かかります。(社会保険料などは別途)

1年間で使えるお金の概算は

230万円 × 12か月 - 1500万円 = 1260万円 となります。

このお金で院長先生の家計と医業の追加費用などを賄うことになります。

この数字をベースにして追加の設備投資をするかどうかの検討をしました。

今回のケースではお子様の学費などが当面多くなる予定なので、もうしばらく様子をみて設備投資を検討することになりました。

医業収入 - 経費 ≠ 手元に残るお金

であることに注意しましょう。

手元に残るお金の概算は以下の計算式で出すことができます。

医業収入 - 経費 + 減価償却費 - 借入金返済元本 - 税金等

詳細は医業未収金や未払い金などの増減などを考慮する必要があります。

ご自分で計算が難しい場合には税理士さん等にお願いするようにしましょう。

 

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