ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

株式会社ドクター総合支援センター
ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年12月28日 (金)

【年末のご挨拶】本年も「開業医のためのお悩み解消ブログ」をお読みいただき、ありがとうございました。

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

いつも「開業医のためのお悩み解消ブログ」をお読みいただき、ありがとうございます。

今年は様々な場所に出かけて多くの学びをいただきました。

その中で、当社の理念や、コンサルティングメニューの見直しなどをすすめてまいりました。

そして私自身のセイルフイメージを

「開業医のビジョン実現ナビゲーター」と定めました。

これは、世界で最も過酷なモータースポーツと言われているパリ・ダカールラリーのドライバーの隣に座っているナビゲーターのイメージから出てきたものです。

皆さんはパリ・ダカールラリーをご存知でしょうか?

砂漠の中を数千キロにわたり、時速100km以上のスピードで走破する危険なスポーツです。

少しでも油断をすると、車が転覆したりして、死の危険にさらされてしまいます。

ドライバー一人ではどの方向にすすめばいいのか、どんな危険が潜んでいるのか十分に把握できないので、その隣に地図を持ったナビゲーターが座り、常にコミュニケーションをとりながら走っていくのです。

私は医業経営もパリ・ダカールラリーと同じように大変過酷なことだと感じています。

朝から晩まで診療をされ、くたくたになりながら経営やマネジメントにも力を注がなくてはなりません。

ものすごい気力、体力が必要なお仕事です。

解らない事や、悩み事があったとしても相談相手がいないため、いつも漠然とした悩みを抱えておられます。

そのような先生の隣に常に居ながら、同じ方向を見て、どちらに進めばよいのか、どんな危険があるのか、何をどのようにすればよいのかなどを一緒に考える。

そして、先生に不安や悩みを解消していただき、診療に専念できる環境を作り、ご自分の理想の姿(ビジョン)を実現するお手伝いをする。

そんな役割を果たすことが私のミッションだと考えています。

来年もさらにお役にたてますよう、自分をレベルアップしてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

来年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

【お知らせ】
12月29日~1月3日まで年末年始のお休みをいただきます。
1月4日から通常の業務を開始いたします。





|

2012年12月27日 (木)

【今日の質問】医療法人の持ち分を娘の経営する会社に売却したいと思います。可能でしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

今年もあとわずかになりました。今年の冬は寒さが厳しいですね。

体調管理に気を付けて年末をのりきりましょう。

今日のご質問は旧法で設立した医療法人の理事長先生からいただきました。

医療法人の出資持ち分を娘が経営する株式会社に売却したいと思います。

可能でしょうか?

というご質問です。

【答え】

株式会社が医療法人の持ち分を買い取ることは可能です。

しかし、株式会社は社員になることはできないので、議決権はなく、経営に参画することはできません。

医療法人の持ち分を株式会社が買い取ることについては以下に詳しく書かれています。

医療法人に対する出資又は寄附について(平成3年1月17日)(指第1号)(東京弁護士会会長あて厚生省健康政策局指導課長回答)

ここには結論として以下のように書かれています。

「すなわち、出資又は寄附によって医療法人に財産を提供する行為は可能であるが、それに伴っての社員としての社員総会における議決権を取得することや役員として医療法人の経営に参画することはできないことになる。」

会社は社員になれませんので、途中退社をして持ち分に応じた資産の払い戻しを請求することはできません。

また、医療法人には剰余金の配当は禁止されています。
(医療法第54条)

株式会社が医療法人の持ち分を持つことの目的を明確にし、その目的が達成できるかどうか確認するようにしましょう。

|

2012年12月25日 (火)

【今日の質問】クリニックを開設する予定ですが、患者さんの紹介があった時のみ診療するなど、不定期の診療をすることは可能でしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

今年もあと一週間になりました。

寒い日が続きますので、風邪などひかれないようお気を付けください。

今日のご質問はクリニックを開院される予定の先生からいただきました。

毎日診療や定期的な時間に診療するのではなく、患者さんから紹介をいただいた時のみ診療することは可能でしょうか?

というご質問です。

【答え】

保険診療をされる場合は、保険医療機関指定申請を各地の厚生局に行う必要があります。

保険医療機関の指定を受けるのに、特に診療日が週何日以上でなければならないという基準は無いようですが、地域によって判断が異なることが考えられます。

また保健所への開設届出時に、管理者が診療をしていない時に何をしているのかなどを確認されることが想定されます。

厚生局、保健所とも地域や担当者によって判断が分かれることがあります。

開設する前に具体的な状況を説明し、じっくり相談されることをおすすめします。

また、自由診療のみを行うクリニックを開設される場合は、保険医療機関指定申請を行う必要はありませんので、保健所にご相談ください。


|

2012年12月21日 (金)

【今日の質問】個人でクリニックを開院する予定です。自分は医療に専念して、経営は他の人に任せたいと思いますが、可能でしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

今年もあと10日になりました。

時間が経つのが速いですね。一日一日を大事に過ごしてまいります。

今日のご質問は個人クリニックを開院される予定の先生からいただきました。

クリニックを開院するのですが、経営の経験がありません。

経営を他の人に任せて、確定申告ではなく給与をもらいたいのですが、可能でしょうか?

というご質問です。

【答え】

診療所を個人で開設する場合は、開設者・管理者とも先生ご自身になります。

医師法に定められているように、医業を行える方は医師である先生ご自身になりますので、ご自身が事業開始届を税務署に届出する必要があります。

ですので、確定申告は先生ご自身が行うことになります。

給与をもらうには、医療法人を設立され、理事報酬を受け取るという方法があります。

しかし、理事長は医師又は歯科医師でなければなりません。先生ご自身の他に医師または歯科医師の方がいらっしゃらなければ、経営を他の人に任せることはできませんね。

個人であれ医療法人であれ、給与や経費を支払える医業収入を稼ぐことが大前提です。

ご自分だけでは自信が持てないのであれば、スタッフや外部の方々の力を借りながら医業経営をすすめるようにしてください。

|

2012年12月13日 (木)

【今日の質問】クリニックのスタッフにボーナスを支給しました。他のクリニックと比較して多い額を払っていると思いますが、あまりありがたさを感じていないようです。どうすればありがたさを感じてもらえるでしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

12月も中旬に入りました。時間が経つのが速いですね。一日を大事に過ごしてまいりましょう。

今日のご質問はクリニックを開院されて2年経過した院長先生からいただきました。

開院されてから患者さんが順調に増え、スタッフに感謝の気持ちを伝えるためボーナスを年間3.5か月支給しています。

他のクリニックさんと比べても多めの支給だと思うのですが、スタッフはあまりありがたみを感じていないようです。

ありがたみを感じてもらうには、どうすればよいのでしょうか?

【答え】

スタッフにありがたみを感じてもらうことが目的なのでしょうか?現在の課題は何でしょうか?それを明らかにして重要なことから手を打っていきましょう。

院長先生からボーナスに関するご質問をいただきましたが、本当に重要なことはボーナスに関することではないと感じました。

先生のお話をじっくりとうかがううちに、潜在的な課題が浮かび上がってきました。

開院してから2年が経過し、医業経営は順調に推移しているのですが、先生ご自身が次の目標が見えなくなってしまっていました。

スタッフも2年間がむしゃらにがんばってきましたが、落ち着いてきて業務がマンネリ化しているため、緊張感が無くなっているようです。

目標が無いと、現状との比較ができず、問題意識を持つことはできませんね。

問題意識が持てないともっと良くしよう、改善しようという気持ちは湧いてきませんね。

そこで、まず、院長先生にクリニックの理念・目標を明確にしていただくことにしました。

そして、理念をスタッフに伝える場を継続的に作っていただくことにしました。

問題意識を持ってもらい、自主的に改善意識を持っていただく環境づくりをするためです。

また、スタッフとの個別面談を時間をかけて行い、全員で理念に近づいていく努力をする雰囲気づくりを継続します。

一朝一夕に雰囲気が変わることはありませんが、先生ご自身が強い意志を持たれて、働きかけを続けることでクリニックの環境、雰囲気をさらによいものにしてまいりましょう。

|

2012年12月 5日 (水)

【今日の質問】医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針が出たと聞きました。治療前、治療後の写真を掲載することはできなくなったのでしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

あっという間に12月になり5日が経ちました。

一日一日を大事に過ごしましょう。

今日のご質問は皮膚科クリニックを開設されている医療法人の理事長先生からいただきました。

医療機関ホームページガイドラインが出て、治療前・治療後の写真をクリニックのホームページに掲載してはいけなくなったと聞きました。

現在のホームページに掲載している写真を削除しなければならないのでしょうか?

というご質問です。

【答え】

現在のHPに掲載している写真が修正したものでなければ削除する必要はありません。

今回のガイドラインの趣旨にはこのように書かれています。

1 趣旨
 本指針は、美容医療サービス等の自由診療を行う医療機関のホームページに掲載されている情報を契機として発生するトラブルに対して、適切な対応が求められる事態が生じている状況を踏まえ、インターネット上の医療機関のホームページ(以下「ホームページ」という。)全般の内容に関する規範を定め、関係団体等による自主的な取組を促すものである。


現在も、引き続き、原則としてホームページを法の規制対象とみなさないこととするものの、ホームページの内容の適切なあり方について、本指針を定めることとしています。

その上で、行政に対して、本指針の内容に従っていないホームページについては、必要に応じて、当該ホームページを開設する医療機関等に対して行政指導をすることを依頼しています。

ホームページに掲載すべきではない事項には以下のものがあげられています。

(1)内容が虚偽にわたる、又は客観的事実であることを証明することができないもの

(2)他との比較などにより自らの優位性を示そうとするもの

(3)内容が誇大なもの又は医療機関にとって都合が良い情報などの過度な強調

 

(4)早急な受診を過度にあおる表現又は費用の過度な強調

(5)科学的な根拠が乏しい情報に基づき、国民・患者の不安を過度にあおるなどして、医療機関への受診や特定の手術・処置等の実施を不当に誘導するもの

(6)公序良俗に反するもの

(7)医療法以外の法令で禁止されているもの

この中で、「加工・修正した術前術後の写真等の掲載」も掲載すべきでない事項の例としてとりあげられています。

加工・修正していない写真は虚偽ではなく、客観的事実を証明するものになりますので掲載することに問題はありません。

今回のガイドラインの目的は国民・患者の利用者保護の観点から、不当に国民・患者を誘因することを防ぐことにあります。

また、国民・患者に正確な情報が提供され、その選択を支援する観点から、通常必要とされる治療内容、費用、治療のリスクなどのホームページに掲載すべき事項を示しています。(自由診療を行う医療機関に限る。)

当たり前のことですが、ホームページに、虚偽や誇大な内容を掲載することは許されることではありません。

もし、そのようなホームページを見て患者さんが受診されても、不信感をもたれ二度と受診されることはなくなり、医業経営を継続することが困難になると思われます。

このガイドラインの詳細は以下のホームページでご覧ください。

医療機関のホームページの内容の適切なあり方にかんする指針
(医療機関ホームページガイドライン)


|

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »