ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2013年1月28日 (月)

【今日の質問】医療法人を設立する予定です。将来、父が開設している他県の個人クリニックを医療法人の分院にしたいと考えています。可能でしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

昨晩は関東地方でも雪が降ったところがありました。

いましばらく厳しい寒さが続きそうです。お体にはおきをつけください。

今日のご質問は現在、個人でクリニックを開設しておられる院長先生からいただきました。

業績が良くなってきたので、医療法人を設立する予定です。

現在、他県で父親が開設している個人クリニックを新たに設立する医療法人の分院にすることはできるのでしょうか?

というご質問です。

【答え】

医療法人を設立し、他県の個人クリニックを分院にすることは可能です。

通常の医療法人の設立認可手続きは都道府県で行います。

最初から2つのクリニックを医療法人で開設する申請は理論上は可能ですが、他県のクリニックで申請する場合は、都道府県ではなく、各地域の厚生局が担当することになり、認可が下りるのに相当の時間がかかると思われます。(都道府県の認可スケジュユールに間に合わないことが予想されます。)

できれば、まず1つのクリニックで医療法人設立認可申請を行い、その後に定款変更をして、他県のクリニックを分院にする方法をおすすめします。

設立認可申請から2年以内に分院にするときには、事業計画にその予定を書いておく必要がありますので注意しましょう。

他県のクリニックを分院にすることは可能ですが、その前に目的やどのようなメリットがあるのか、分院長の勤務条件をどのようにするのかなどを十分検討するようにしましょう。

分院の管理者は理事に就任する必要があり、理事報酬は基本的には期の途中で変更することはできません。

ですので、分院の業績が良い場合、悪い場合でも一定の理事報酬を支払う必要があります。

将来のトラブルを防ぐためにも、理事就任の意味や、理事報酬をいくらにするのか、将来の報酬変更の条件、就業規則などを十分話し合って決めるようにしましょう。

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2013年1月21日 (月)

【今日の質問】父親に代わり、新たに医療法人の理事長に就任することになりました。父に退職金を支払いたいと思いますが、留意点はありますか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

先週降った雪がまだ残っています。

外出される方はお怪我のないよう、お気を付けください。

今日のご質問はお父様に代わり、医療法人の理事長に就任される予定の先生からいただきました。

理事長を長年務めた父親に退職金を支払いたいと思います。

現在、医療法人で本院・分院(別診療科目)を開設しており、現在は父親が本院の管理者になっており、私は分院の管理者になっています。

父親は理事長を退いた後も治療を続ける予定です。

退職金を支払う時の注意点はありますか?

というご質問です。

【答え】

理事長を退かれたときに退職金を支払う時には、形式的には職責・報酬額などをどうするのか、実質的には代表者が誰なのか?という2点に注意しましょう。

お父様が理事長を辞められたのちには、理事になられるか、通常の勤務医になられるかになると思われます。

その時の報酬は少なくとも理事長時の報酬の半分以下になっていることが望ましいのではないでしょうか?

今回のケースでは、本院の管理者がお父様ですので、分院を本院に、本院を分院に変更したほうが良いと思います。

また、理事長を交替した後にも、お父様が実質的な経営者でいらっしゃると税務調査時に退職金の否認をされる可能性も考えられます。

代表印の管理や部屋の利用状況、経営判断を誰が行っているのかなどをチェックされることもあるようですので注意しましょう。

今回のケースでは、一つの方法として、本院を分院に変更した後に、閉院してお父様の個人診療所として新たに開設するという方法も考えられます。

これであれば、完全に医療法人の経営にかかわっていないことが明確になりますので安心ですね。

そのためには早めに理事長就任時の業務の引き継ぎをしておくことが重要です。

退職金を支払った時の税務に関しては、税理士さんによく相談されたうえで、退職金の支払額や支払い方法、報酬額などを決めるようにしましょう。

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2013年1月15日 (火)

【今日の質問】クリニックの診療時に検査を患者さんにおすすめしていいものかどうか迷うことがあります。どうすればよいでしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

昨日は雪がすごかったですね。

まだ道路に雪が残っているところがたくさんありますので、お気を付けください。

今日のご質問はクリニックを開院されて間もない先生からいただきました。

診療時に患者さんに検査をおすすめすると診療費が高くなるので、患者さんに敬遠されるのではないかと思い、なかなかおすすめすることができません。

検査をおすすめするには、どうすればよいでしょうか?

【答え】

患者さんのために検査をおすすめするという気持ちが大事です。

その気持ちで何故検査が必要なのか、費用はいくらかかるのか、などを十分説明した後、最終的な判断は患者さんにお任せしてみてはどうでしょうか?


私自身の経験をお話します。

私は10年余り前に急にひどい花粉症にかかりました。

ひどい時には寝込んでしまうほど重症でした。

最初に病院で治療をしていただく時に、できれば検査をしてもらい、どのような物質にアレルギーがあるのかを知りたいと思っていました。

ところが、病院では薬を出していただいただけで、検査はしていただけませんでした。

そこで、私のほうから、「アレルギーの検査をしていただけませんか?」とお話をしましたところ、費用は1万円ほどかかりますがよろしいですか?

と言われ、検査をしていただきました。

検査の結果はスギ花粉のみが原因でしたが、私は結果が分かって安心しました。


ここで申し上げたいことは、患者さんは「安心」を得るために受診をされるということです。

そして、どのような状況で「安心」できるかは患者さんによって違います。

「安心」かどうかは患者さん自身しか判断することはできませんね。

患者さんは医学的な知識・情報は持っていませんので、何故検査が必要なのか、検査を受けることのメリット・デメリット(検査費用も患者さんにとってはデメリットの一つになります。)などを医療の専門家である先生がきちんとお伝えし、患者さんが判断できる環境を作ってさしあげる。

そして判断は患者さん自身にお任せする。

このような流れが大事なのではないかと思います。

私が勉強させていただいているコンサルタントの和仁達也先生は、

「最初に言えば説明、後から言えば言い訳」

という言葉をよく使われます。

患者さんへの対応もこうありたいですね。

そして、釈迦に説法ですが、患者さんのためを思っておすすめすることも忘れないようにしましょう。

患者さんは先生が自分のためを思って言っていただいているのか、そうでないのかを敏感に感じられます。

自分のためを思って真剣にすすめていただけるのであれば、検査を受けなかったとしても、患者さんからは感謝していただけるのではないでしょうか?

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2013年1月 8日 (火)

【今日の質問】医療法人の分院の院長をしています。独立をしてクリニックを開院したいと考えています。現在は理事になっていますが、簡単に辞めることはできるのでしょうか? 【答え】はコチラ⇒

こんにちは。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

正月七日が過ぎ、お正月気分もなくなりましたね。

今日のご質問は医療法人の分院の管理者・理事になっておられる先生からいただきました。

開業準備のため、理事を退任したいのですが、簡単に理事をやめられるものでしょうか?

後任の院長が見つからない場合、辞められない可能性はありますか?

というご質問です。

【答え】

一般論ですが、理事を簡単に辞めることは難しいと思います。

話し合いで今後のことを決めていくことが最適だと思われます。

医療法人の分院の管理者(院長)は理事にならなくてはなりません。

管理者・理事を辞めるには辞任届を出せばよいのですが、医療機関は管理者が不在ですと医療を行うことができません。

そうなりますと患者さんに多大な迷惑をかけてしまうことになります。

ですので、後任者が見つかってから辞めることが適切です。

また、管理者の辞任届を医療法人に出しても、保健所に届けている管理者が自動的に変更になるわけではありません。

医療法人が保健所に管理者変更届を提出する必要があります。

医療法人を辞めて、クリニックを開設した時に、管理者がそのままであれば二カ所管理となります。

厚生局では保険医登録番号で管理者の照会をかけますので、前勤務先の管理者変更届がなされていない場合は、保険医療機関指定申請が受付保留となることも考えられます。

また、強引な退職はいろいろな法律問題を引き起こす恐れもあります。

このように医療法人の管理者・理事の退職は難しい問題を抱えています。

重要なことは、双方が十分にコミュニケーションをとり、双方にとってどのような方法をとることがよいのかを真摯に話し合うことです。

今回のようなケースは多く見受けられます。

原因の一つは、分院長が就任する時に、管理者・理事とはどのような立場であるのか、勤務条件はどのような内容なのか、将来はどのようにしたいのか・・・などを十分理解していないことです。(勤務条件が不明確なケースも多いですね。)

また、就任した後も十分なコミュニケーションがとれておらず、双方が今後どのようにしたいのか、何を考えているのか理解し合えていないことも大きな原因です。

その結果、時間が経つにつれ勤務条件の不満や、急な退職によるトラブルが頻繁に起こっています。

このようなことを防ぐには、就任時にも、就任後も心がけてコミュニケーションをとる機会を作ることが重要ですね。

できれば月に一回以上はそのような場を設けるようにしましょう。






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2013年1月 4日 (金)

【新年のご挨拶】新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

開業医のビジョン実現ナビゲーターの近藤隆二です。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は沢山の方々に当ブログをお読みいただくことができました。

心より感謝申し上げます。

今年も実際にクライアントさんからいただいたご質問やご相談などをベースにした、現場でお役にたつ情報をお届けしてまいりたいと思います。

お困りのこと、ご質問などございましたら、メールなどでどしどしお問い合わせください。


今日は本のご紹介をさせていただきます。

昨年の暮れに素晴らしい本を読みました。

「ありがとうの育て方」中山マコト 著

マーケティングやコピーライティングなどの本をたくさん書かれている中山マコトさんの本です。

私自身も直接教えていただいたり、何冊も本を読ませていただいています。

ここに出てくる事例は、小さな食堂やレストラン、居酒屋さんなどの事例です。

お客様に対する心配りや、地元の仲間に対する想いなど素敵な事例がたくさん書かれています。

読みながら思わず感動して涙ぐんだり、紹介されているお店に行きたくなったり、心をゆさぶられる本でした。

一言でいうと、損得勘定ではなく心からお客様の事を考えて行動すること。

さらにいうと自然とそのような行動ができる人間になることの大事さ素晴らしさが書かれています。

この内容はクリニックの方々にも参考になるのではないかと感じました。

スタッフの方々に読んでいただくと、思わぬ効果が出るかもしれません。

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