ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

株式会社ドクター総合支援センター
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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

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2016年5月28日 (土)

患者さんはどのように診察すると満足するのだろうか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

先日、高校の同級会がありました。

そこで、私が医業経営のコンサルティングの仕事をしているというと、ある友人がいきなり文句を言ってきました。

「最近の若い医者はどうなっているんだ?診察するときに患者の目を一度も見ないし、ずっとパソコンに向いたままだ。これで良くなればいいんだが、良くならない。・・・」

と、しばらく愚痴をこぼされました。

還暦を目前に控えた頑固親父は面倒な患者の典型だと思いますが、友人のいうことも一理あると思いました。

自分自身が顧客の立場になった場合、ショッピングをしたり、何かのサービスを受けるときにその店のスタッフが目を見なかったら、やはり違和感を感じるのではないでしょうか。

これから開院をする方も、開院している方も、自分の診療が患者さんにどのように受け止められているのか、時々考えてみると良いかもしれません。

以前、あるマーケティングコンサルタントの方がクリニックを受診した時の違和感について書いていました。

患者さんの気持ちがよくわかると思いますので、ご関心がありましたら以下でお読みください。

ある皮膚科を受診した患者のレポート

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2016年5月26日 (木)

クリニックの重要な仕事は常勤スタッフのみに任せているのですか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

「クリニックの重要な仕事は常勤スタッフにしか任せられない。」

というドクターがいます。

「なぜ、そうなのですか?」

ときいてみると、

「常勤スタッフは責任がある立場だから。重要な仕事を行うべきだから。」

という返事が返ってきました。

これは本当のことでしょうか?

パートスタッフにも責任ある立場で仕事をしてもらう必要はないのでしょうか?

このドクターは一般常識的に常勤スタッフとパートスタッフの間には責任の差があると思っているので、このような判断をしているのだと思います。

しかし、世の中にこのような法律があるわけではありません。

そしてパートスタッフの力をフルに活用して大きな成果を上げているクリニックも数多くあります。

自分のクリニックのルールは自分で決められるので、このような常識に囚われるのはもったいないですね。

現在のパートスタッフの中にも、バリバリと仕事をした経験を持っている人や、素晴らしい能力を持っている人がいるかもしれません。

常勤、パートという基準ではなく、その人の能力や強み、向き・不向きなどで仕事を任せるとさらに大きな成果につながるかもしれません。

実際にパートスタッフのみで素晴らしいクリニック運営をしているクリニックもあります。

常勤スタッフだからリーダーに向いているというわけではないですし、パートスタッフだから重要な仕事ができないというわけではありません。

クリニックには大きな組織のように多くのスタッフがいるわけでも、人員の余裕があるわけでもありません。

なので現在の戦力でいかに成果をあげるのかは重大なテーマです。

現在のスタッフで最大の成果を出すにはどうすれば良いのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。






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2016年5月25日 (水)

クリニックのルールが一般常識とかけ離れていませんか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

クリニックのスタッフ問題で悩みを抱えているクライアントがいます。

スタッフの問題は経営をしている限り避けて通れないものです。

良い環境を作り、良い雰囲気で診療ができるクリニックにしようと皆さん努力をしているのですが、それでもうまくいかないことがあります。

その原因は様々ですが、

大きな原因の一つとして、常識的な組織のルールを院長先生もスタッフもよくわかっていないということがあります。

院長先生が勤務医の時にマネジメントの経験がなく、スタッフも仕事の経験がないと常識的なルールが何なのかがわからなくなります。

開院時からルールがはっきりしないまま時間が経ってしまうことがあります。

その結果、クリニックというクローズの世界の中で、ルールが一般常識から外れてしまい、ガラパゴス化してしまうのです。

そうなると何か問題が起こった時に、改善を指示しても、

「今まで通りなのに、なぜいけないのか。」

とか、

「注意する先生が悪い」

などということになったりします。

人間は慣れ親しんだ環境が常識だと考えてしまいます。

そして、それを変えることには抵抗を感じます。

先日、常識外れの行動をしているクリニックのスタッフに、具体例を挙げてそのことを伝えましたが 、問題だと認識してもらうことはできませんでした。
そして、このクリニックに常識的なスタッフが新たに入りましたが、すぐに辞めてしまいました。

これは経営上の大きな損失です。

このようなことにならないよう、

クリニックを開院するときに、自分が組織の運営の経験が少ないのであれば、社会保険労務士のような外部の専門家の力を借りてルールをきちんと作り徹底するようにしましょう。

開院後にルールに疑問が出てきたときにも、外部の人の力を借りることをお勧めします。

院長先生自身も誤った環境を常識と捉えている可能性があるからです。

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2016年5月23日 (月)

クリニックにお金を貯める方法

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。


クリニックの経営を継続するにはお金を貯めることが大事です。

クリニックに貯まるお金は以下の計算式で概算することができます。

利益-税金-借入金返済元本-設備投資+減価償却費

ですのでマイナスされる部分、税金、借入金返済、設備投資に対して対策を打つことができればお金が多く貯まります。

しかし、計算のもとになる利益が出ていないとどんな対策をうってもお金は貯まりませんし、経営を継続していくことは困難です。

利益を出すことがお金を貯めるための最大の対策なのです。

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2016年5月21日 (土)

医業の承継は自分の想いや感情との戦いでもある

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

先日、3月に亡くなった父と何十年も仕事をしてきた方のお話を聞かせていただきました。

父は今治でタオルの仕事に50年以上携わってきて20年前にリタイアしました。

今治タオルの黎明期から最盛期を経験し、リタイアする頃は産地消滅の危機を迎えていました。

その方はその危機を乗り越えて、80歳をこえた今も現役の経営者として活躍しています。

現在は専務である息子さんへの事業の承継を考えていますが、現在の懸案事項が片づいたら本腰を入れたいとのこと。

そして、息子さんの働きぶりに満足を覚えていながら、こういうところを改善すればいいということを沢山挙げていました。

気になったので、そのことを息子さんに話して共有しているかどうか聞いてみました。

すると、まだ話したことはないとのこと。

それはもったいないですね、とお話しすると

さすが意思決定が早いです。早速、息子さんとのミーティングをすることを決めました。

このようなケースは医療の場でもよくあるのではないかと思います。

私が所属する医業経営研鑽会でも医業承継の事例を多く聞いてきましたが、うまくいったケース、うまくいかなかったケースがあります。

うまくいった要因を明確にすることは難しいのですが、だいたい以下のようなことではないかと感じています。

・承継には早目に着手し、じっくり取り組む

・承継者とのコミュニケーションを密にする

・自分が前面に出るのではなく、承継者の意思を尊重して主役になってもらう

文字で書くと簡単ですが、現実にはできていないことが多いですし、状況によっては困難なことも多いでしょう。

承継者に任せると歯がゆかったり、口を出したくなることも多いと思います。

医業の承継は自分の様々な想いや感情との戦いでもあるのだと思います。

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2016年5月18日 (水)

クリニックの業務をスムーズにするため無線インカムを活用する

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

クリニックの患者さんが増え、それに対応するためスタッフが増えると、診療中のスタッフ間の連絡を取ることが困難になることがあります。

連絡を取るために、頻繁に移動をしたりすると、時間的にも体力的にも厳しいですしストレスも溜まります。

それを解消しようと、無線インカムを導入したクリニックがあります。

無線インカムというのは、レストランなどでスタッフが耳につけて連絡を取り合っているトランシーバーのようなものです。

まだ導入して間もないのですが、スタッフの評判は良いようです。

看護師と受付の間の連絡など、今までは大きな距離を移動しなければならなかったのですが、インカムのおかげで楽になったとのこと。

また、情報の共有が来るので、ストレスも少なくなったようです。

スタッフが多い、面積が広い、フロアが複数階にあるクリニックなど、状況によっては大きな力になるのではないでしょうか。





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2016年5月17日 (火)

クリニック勤務のルールはスタッフに伝わっていますか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

最低限のルールを作っていないとクリニックは無法地帯になってしまいます。

しかし、ルールを作っていてもそれがスタッフに伝わっていないと何の意味もありません。

こんなことがありました。

開院するときから就業規則を作り、スタッフにきちんと確認してもらっているクリニックがあります。

勤務時間などの詳細を決めた雇用契約書も結んでいます。

しかしある日、常勤スタッフの勤務時間が規定よりも少ないことがわかりました。

シフトをスタッフに任せていたため、院長先生がそのことに気づくのが遅くなってしまったのです。

そこで、院長先生は常勤スタッフに雇用契約通りの時間でシフトを組むように指示しました。

この指示は正しいのですが、スタッフからは大ブーイングです。

スタッフは勤務時間のことをよく認識していませんでした。悪意はなく、パートスタッフと相談をしながらシフト表を作成し、毎月院長先生に提出していたのですが、誰も問題に気づく人がいなかったのです。

大変忙しいクリニックなので、スタッフ同士が融通し合って何とかシフトを作っていて、これ以上勤務時間を増やすのは厳しいという大きな抵抗がありました。

ルール違反が長期間にわたると、様々な理由で元に戻すことが困難になってしまいます。

人間は楽な方向に行こうとしますし、一度楽な状態になってしまうと元に戻ることに大きな抵抗を感じます。

こんなことが起こらないよう、ルールを明らかにして徹底し、ルール違反があった時にはすぐに注意して修正するようにしましょう。




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2016年5月16日 (月)

医業を承継した後の自分の報酬はいくらにすれば良いのでしょうか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

自分が経営しているクリニック、医療法人を承継するときに大きな課題となるのが、承継者と自分の報酬額をいくらにするのかということです。

承継者は自分の家庭で現在、そして今後どれくらいのお金が必要になるかを考えて報酬はこれぐらい必要だと考えます。

もしかすると、現在の経営状況ではその報酬を賄うことができない金額を考えているかもしれません。

そんな場合には、賄うことができないという現状を共有してその報酬を払うためにはどうすれば良いのかを考える必要があります。

売上を上げるのか、経費を削るのか、そしてそれをどう実現するのかを考えなければなりません。

そして、実際に経営をしてみて、それが実現できない可能性も考えられます。

そんな状況にもかかわらず、承継後も自分自身はそれなりの報酬が欲しいというドクターが居ます。

これでは承継の話はまとまりませんね。

報酬が欲しいと言いながら、資産を多く持っていて相続対策を考えなければならないという方も居ます。

そして、そんな方の中には多額の不動産収入等があり、報酬を得ると多額の所得税を払う必要がある人もいます。

多額の所得税を払いながら相続財産を増やし、相続対策をどうしようかと頭を悩ませるというおかしな状況を自ら作り出しているのです。

医業を承継するときには、このようなことも考えて、いくらの報酬を得ることが全体最適なのかを考える必要があります。

一番大事なことは何なのか、一番実現したいことは何なのかを明らかにして承継そのものを行うことが良いのか、自分の報酬はどうするのかなどを判断するようにしましょう。




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2016年5月14日 (土)

【出版のご案内】税理士のための医業顧客獲得法

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。


私が所属している医業経営研鑽会で4冊目の本が5月21日に出版されることになりました。

「税理士のための医業顧客獲得法」中央経済社

今回は4名の会員の共著ですが、私も一部書かせていただいています。

医療業界への参入を目指す税理士や、既に医療業界に参入しているが顧問先が増やせずに悩んでいる税理士にお勧めの一冊です。

また、病医院経営者にとっても医療専門とうたっている税理士の現状を知ることができ、本当に医療業界に強い税理士を探す手助けになる一冊です。

アマゾンでは予約販売が開始されました。

リアル書店では、丸善、ジュンク堂、紀伊國屋、三省堂といったナショナルチェーンの書店では全国に置かれます。

文教堂やくまざわ書店など中規模の書店チェーンは、比較的大きい店舗には置かれると思います。

大型書店では刊行してから当面は平積みになると思いますので目に留まりましたら手に取ってみていただければと思います。


アマゾンでの予約は以下からお願いします。
http://www.amazon.co.jp/dp/4502190217

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2016年5月12日 (木)

クリニックを開院したときのお金の使い方

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

クリニックを開院する時には、勤務医の時とは違い、多額のお金を扱うことになります。

開業資金の借り入れは数千万円から一億円を超えることも珍しくありません。

しかし、借り入れたお金は設備投資や開業資金であっという間に減少してしまい、開院してからも減り続けることが多いです。

また、開院してしばらく経ち、患者さんが増えて利益が出るようになってもお金が不足することがあります。

その原因は税金や借入金の返済、設備投資などですが、お金を使うタイミングを間違えることも大きな原因の一つです。

クリニックを開院した時のお金の使い方の注意点についてアイセイ薬局様のホームペジに書かせていただきました。

詳しくは以下でお読みください。

http://clinicstation.jp/topics/1197/

 

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2016年5月11日 (水)

身内の医業承継がうまくいかない理由

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

「子供が医学部に入学したので、クリニックの跡継ぎができた。一安心だ。」

というドクターがいます。

しかし、現実は子供への医業承継はなかなかうまくいきません。

原因は様々ですが、大きな原因の一つは自分の思惑だけで誰にも相談せず承継をすすめようとすることです。

承継する立場の子供はどう感じるでしょうか?

真剣に承継をしたいのであれば、自分の想いや都合などを表に出さないことも必要かもしれません。

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2016年5月 9日 (月)

【講演のご案内】東日本大震災直後の経験、被災後約5年の現状、それらから医療機関が教訓とすべき事項

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

今日は私が所属している医業経営研鑽会の講演のご案内をさせていただきます。


6月25日(土)14:00~15:30 仙台

テーマ
「東日本大震災直後の経験、被災後約5年の現状、それらから医療機関が教訓とすべき事項」

講師 南相馬市立総合病院 副院長  及川友好先生


つい先日も熊本地震があったように日本はいつ大地震が襲ってくるかわかりません。

今回は東日本大震災を経験された南相馬市立総合病院の副院長 及川友好先生の特別講演を行いますので、是非ご参加下さい。

今回の講演は医業経営研鑽会の会員以外の参加も受け付けることになりました。

医療機関以外の方のお申し込みもお受けしております。

お知り合いの方でご興味がある方がいらっしゃいましたら、是非お誘い下さい。

【日時】

平成28年6月25日(土)

特別講演 14:00~15:30

「東日本大震災直後の経験、被災後約5年の現状、それらから医療機関が教訓とすべき事項」

講師 南相馬市立総合病院 副院長 及川友好先生

【会場】

大会及び総会 TKPガーデンシティ仙台(カンファレンスルームD)
TKPガーデンシティ仙台は仙台駅西口徒歩2分のビルです。
http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gc-sendai/


【参加費用】

無料

【申し込み】

「6月25日講演参加申込み」と書き、
以下の事項をメールinfo@doctor-dock.jpあて送ってください。

1.氏名 2.役職 3.クリニック(会社)名 4.電話番号 5.メールアドレス

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2016年5月 7日 (土)

個人開設クリニックの開設者・管理者は別人でよいのか?

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

特別な事情で都道府県の許可を得た場合以外は、個人開設クリニックの開設者と管理者は同一でなければなりません。

医療法では個人開設クリニックの開設者は医師または歯科医師と定められていて、開設者が管理可能な場合は自ら管理しなければならないと定められているからです。

ですので、開設者・管理者である院長先生は税務署に事業開始届を出して、個人事業主として経営を行い確定申告をする必要があります。

にもかかわらず、医師・歯科医師でない人が個人開設クリニックのオーナーや経営者を名乗ったり、個人開設クリニックの院長先生が給与をもらっていたりすることがあります。

これは税法上は問題ないのかもしれませんが、医療法上は大きな問題になります。

医療法上の問題があると、行政の検査の対象になる可能性も考えられます。

このようなことのないよう、医療法をよく理解してクリニックを開設・運営するようにしましょう。

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