ドクターよろず相談所 開業医のためのお悩み解消ブログ

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「開業医って孤独だよな…相談相手もいないし」と思っている先生のために、さまざまな事例をご紹介しています。お悩みのことがありましたら、お気軽にご質問ください。

資産運用

2010年5月27日 (木)

ハイ・イールド債券投資信託から同じタイプの商品への買い替えを勧められました。どうすればよいでしょう?

医療法人の理事長先生からお母様の資産運用についてのご質問です。

答えは、今回は見送ってください。

お母様の運用商品は米国ハイ・イールド債券投信レアルコース毎月分配型という商品です。

買い替えを勧められた商品は同じタイプの商品でアジア通貨コースというものです。

ベースの商品は同じで、運用する通貨だけが違うのです。

買い替えには数パーセントの高い手数料が必要になります。

買い替えの目的がよくわかりませんので、今回は見送っていただくことにしました。

毎月分配型の投資信託は現在の売れ筋商品で、投資信託の6割がこのタイプだという情報もあります。

年金のように毎月お金をもらえるので、ご年配の方を中心に人気があるようです。

お母様のお話をうかがいますと、不動産所得や公的年金などで相当の収入があり、日々の生活やレジャーなどには困らないとのこと。

また、お父様からの相続財産も保有されています。

今回のケースでは、お母様が毎月分配金をいただく必要はありませんでした。

気になるのは、ハイ・イールド債券に投資をしているということです。

募集資料にはこのように書かれています。

「米ドル建ての高利回り事業債(ハイ・イールド債といいます。)を実質的な主要投資対象とし、高水準のインカムゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を図ることを目的として運用を行います。」

「ハイ・イールド債とは、一般的に格付けの低い社債(事業会社が発行する債券)で、格付機関によってBB格相当以下の格付(投機的格付)が付与されている高利回りの社債です。」

つまり、信用力の低い債券なので、運用利回りが高くなっているということです。

お母様は十分な資産、収入がおありなので敢えてリスクをおかして毎月の分配金をもらう必要はありません。

経済危機もささやかれるこの時期。

リスクの高い商品からより安全だと思われる商品に資産を移転することも検討してみてはいかがでしょうか。

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2010年5月10日 (月)

学資を貯めるには学資保険のほかにも色々な方法がある

お子様の将来の学費をどのように貯めればよいのか。

続けてご相談をいただきました。

まだ子供は小さいけど、医学部に進学する可能性がある。

私立医学部だと学費が高いな・・・

というのが悩みの種です。

学費を積み立てる方法として、まず考えられるのが「学資保険」

こればネーミングの勝利ですね。

学資保険の主な目的は二つ。

1.確実に学費を積み立てる。(できれば利子が少しでも多くついて欲しい)

2.親が亡くなった時にも、学費を確保したい。

貯金と保険の二つの機能を持っているのが、「学資保険」です。

2.の機能、保険に沢山入っておられる方は1.の貯金の機能だけあればよいので、学資保険より利率がよく、確実な貯蓄方法(運用方法)があればそちらのほうがよいかもしれません。

また、学資保険にも様々なタイプがあります。余分な保証がついているため、払った保険料よりも満期に戻ってくるお金が少ないものもありますので注意しましょう。

また、貯金と保険の二つの機能を持つ保険商品も沢山あります。

代表的なものは養老保険、終身保険など。(終身保険は途中解約が前提です。)

これらも学資保険と比べてみて、どちらが有利か確認してみるとよいでしょう。

終身保険の中には、一定期間の払戻率を低く抑え、将来の戻ってくるお金の率が高くなっている商品もあります。

お子様がまだ小さく、10年以上先の学資を必要とされる方にはお勧めかもしれません。

また、終身保険の機能を持ちながら、三大成人病(がん、脳卒中、心筋梗塞)に診断された時に保険金がおりる機能も持ったものや、保険料免除の特約を付加できるものもあります。

要は目的に応じて、ご自分にあった商品を選ぶことが大事です。

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2010年4月23日 (金)

医学部の学費を捻出する方法

事前に学費を積み立てていても、不足が生じた。

こんな時にはどうすればいいでしょうか。

まず金融機関から借り入れをすることが考えられます。

また、医療法人に利益が出ているのであれば、理事長先生の報酬を上げることも可能です。

ただ、理事長先生がすでに税率50%レンジの高額の報酬を得ている場合、アップした報酬のうち半分を税金で納めなければいけません。200万円報酬を上げても、手取りは100万円になり、効率が悪いですね。

お子さんが医療関係の学校(医学部、歯学部、薬学部、看護学部など)に入学されたのであれば医療法人の理事に就任してもらいましょう。(地域によっては未成年者が理事に就任することを認めないなど理事就任の基準が違いますので注意してください。)

理事会へ参加してもらったり、最新の医療情報提供してもらうなど医業経営に参画してもらうことによって、理事報酬を支払うことが可能になります。

非常勤の理事ですのでそれにみあう報酬を払いましょう。(業務の実態があること、社員総会などで理事報酬について定め、議事録を残しておくことも重要です。)

年間100万円程度であれば、税金はかかりませんのでそのまま手取りになります。

そのお金を貯めて、学費に充当しましょう。

お子さんに理事報酬を支払う時に注意しなければならないこともあります。

まず、報酬額によっては健康保険の被扶養者からはずれることがあります。

また、医学部を卒業したのち、研修医や勤務医になった時には理事報酬を得てもよいのかどうかも確認をする必要があります。

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2010年4月22日 (木)

医学部の学費を積立てる方法

お子様が医学部に進学予定だが、学費が賄えるかどうかが心配だ。

というお話をよくうかがいます。

手持ちの資金が足りず、銀行から学資を借入されるケースも多いですね。

いただいたご相談の中には、手持ちの現金は少ないのですが、生命保険の積み立てが沢山あり、一安心というケースもありました。

医学部に進学をすると、多額の資金が必要になります。

早めに資金の準備をすることが大事ですね。

資金の準備には様々な方法があります。

よく利用されるのが学資保険です。

学資保険の目的は、確実に学資を確保すること。

できれば少しでも利回りのよいものを選びたいですね。

また、親が亡くなった場合でも学資を確保できる機能は欠かせません。

この2点が大きな機能ですが、その他にお子さんの死亡保障や入院保障など様々な保証を付けている商品も見受けられます。

ただ、これらの保証を付けた商品は支払った保険料よりも満期金が少なくなるケースもありますので、注意が必要です。

また、加入できる年齢にも制限がありますので、早めに利用するとよいでしょう。

その他にも積立貯金や投資信託を毎月買う方法なども考えられますが、これらには親が亡くなった場合の学資の確保の機能がありません。

この機能を得るには、やはり保険を活用する必要があります。

学資保険の満期金には上限があります。

学資保険だけでは金額が不足することも考えられます。

他の種類の保険を併用することも検討の価値があります。

最近は学資保険以外にも積立型の保険商品が数多く販売されていますので、目的に応じて利用されることをお勧めします。

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2010年4月 5日 (月)

病医院経営とライフプランの融合を目指す

クライアントの先生方のお手伝いをさせていただく時によく感じることがあります。

お忙しくて、ゆっくりと将来について考える時間がないということ。

そのため将来に漠然とした不安をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。

子供の医学部の教育費をまかなうことはできるのだろうか・・・

子供に事業承継をしたいが、どうすればよいのだろう・・・

今後の医業経営はうまくいくのだろうか・・・

事業を承継した後はハッピーリタイアをしたいが、お金は貯まるだろうか・・・

相続対策も考えなくては・・・

などなど

沢山考えなくてはならないことがあります。

何にどこから手をつけたらいいのだろう・・・

がわからず、何もしない

とりあえず目の前のことに対応しよう・・・

と、よく考えないで行動を起こす

こんなケースがほとんどではないでしょうか。

その結果、中長期でみると大きなお金のロスが出たり、もっと前にきちんと考えておけばよかったと後悔することが出てきたりします。

これらを防ぐためには、医業経営計画・ライフプランを明確にする必要があります。

将来自分はどのような状態になっていたいのか?

・医療法人の事業承継は何時、誰にするのか?

・理事長退任の時期、その後の生活費などはどうまかなうのか?(退職金の金額、個人資産の目標)

・そのためには医業経営はどのような状況になっていなければならないのか?

などを考え、医業経営計画・ライフプランを一枚の表にまとめてみましょう。

全体像が見えて、課題や行わなければならないことが自然と見えてくるでしょう。

この表を見ることで部分最適が必ずしも全体最適にならない・・・ということもよく理解できるはずです。

ここで注意しなければならないことは、人任せにしないで、自分で考え、納得できる目標をたてること、納得できる方法をとるということです。

まずは概要でも結構ですので、ご自分で表をつくってみましょう。

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2010年2月 2日 (火)

理事退職金の準備はできているか

医療法人を設立する大きなメリットの一つに役員退職金があります。

個人開設の場合には退職金をもらうことはできません。(国の制度、小規模企業共済がありますが金額は小さなものです。)

役員退職金は意味がない。

税金をとられても、理事報酬を多めに取って、医療法人にはお金を残さないほうがよい。

と言われる方もいらっしゃいます。

・役員退職金は意味があるのか?

・役員退職金はいくらもらえるのか?

・退職金の財源は銀行預金でよいのか?

など、よく理解できていない方も多いようです。

これらについて次回から説明をしてまいります。

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2010年1月20日 (水)

医業経営計画・ライフプランは明確か?

医療法人を設立する場合、さまざまな目的があります。

目的は目標があって決まってくるものです。

目標が明確になっていないと、今何をするべきか適切な判断ができにくいですね。

・医療法人の事業承継は何時、誰にするのか?

・理事長退任の時期、その後の生活費などはどう賄うのか?(退職金の金額、個人資産の目標)

・自分で考え、納得できる目標、方法がとれているか?(人任せにしない)

・部分最適は必ずしも全体最適にならない

お子さんがまだ幼く、将来の進路が見えにくいこともありますが、そのような時にも途中で変更がきくようなバランスのとれた対策を考える必要があります。

事業承継を考えているにも関わらず、医療法人に内部留保がされていないため承継がスムーズにできないことも多く拝見します。

医療法人の節税に意識が集中し、法人の利益を800万円までに抑えたいという方がいらっしゃいますがその結果内部留保ができなかったというケースが多いようです。

・部分最適は必ずしも全体最適にならない

ことの最たる事例です。

まず全体を考えてから部分を考えることを心掛けたいですね。

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2010年1月19日 (火)

医療法人設立時に必ずチェックすべきこと

先日のセミナーの前段でお話をした「医療法人設立時に必ずチェックすべきこと」が思いのほか参加させていただいた方々のお役に立ったようです。

参加いただいた先生方から、もっと基本的なことをわかりやすく伝えるとよいのでは?とのアドバイスもいただきました。

先日お話したことをブログでもお伝えしていきたいと思います。

まず、チェックすべきことの大枠はこのようなことです。

1.医業経営計画・ライフプランは明確か

2.医療法人と個人の税率の差は理解しているか

3.理事になれる人は誰か理解しているか

4.所得の分散はできているか

5.理事退職金の準備はできているか

6.MS法人は適切に運用されているか

などです。

この中で最も大切なことは

1.医業経営計画・ライフプランは明確か

だと考えています。

これがないと部分にばがり意識が向いてしまい、適切な対策が打てなくなってしまいます。

部分最適イコール全体最適とは限らないのです。

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2009年12月27日 (日)

医療法人に利益が出たら理事報酬を上げればよいのか?

医療法人の理事長先生からご相談の電話をいただきました。

医療法人の利益が大幅に上がったので、税理士さんに相談をしたところ、理事長の報酬を月に100万円上げてくださいと言われたとのこと。

報酬を上げたほうが良いのかどうか、今後の経営方針によって違ってくるとお伝えし、相談にうかがいました。

結論は理事報酬は上げないことになりました。

理事長先生には3人のお子さんがおられ、医療関係の学校に通われています。

将来は医療法人に戻ってこられる予定です。

学校の学費の手当てはついており、敢えて報酬を上げる必要はありません。(既に高額の報酬で50%の課税です。)

それに比して医療法人にはキャッシュがあまり貯えられていません。

今後お子様が戻ってこられると医院の増改築や分院の開設など、大きな設備投資が必要となることが想定されます。

それに備えて医療法人に内部留保をしていくことになりました。(医療法人では保険診療の利益に対する税額は800万円を超えても約35%なので、個人の税率より有利です。)

医療法人それぞれの事情によって、利益状況が同じでも対応策は違います。

まずは将来、医業経営をどうしたいのか、どのような人生設計を考えておられるのかを考えた上で対策を考えることが大事ですね。

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2009年12月10日 (木)

医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナー(詳細)

医療法人健全経営のための資産保全・運用セミナーの詳細が決定しました。

日時 平成22年1月9日(土) 18:00~20:00

場所 東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング6階

    キャピタル・パートナーズ証券(株) セミナールーム

詳細、お申込み方法などは以下のURLでご確認ください。

http://www.a-ty.biz/cgi-bin/a-ty/siteup.cgi?category=4&page=0

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